「向日葵」

「向日葵(ヒマワリ)」
ブルガリアもルーマニアも共に向日葵が沢山植えられていた。向日葵油を採るのだが、一面の向日葵畑は実に美しかった。聞いたところではブルガリアの現地ガイドの話しでは平均賃金は月額500ユーロとびっくりするほど低いという。ヨーロッパでも最貧国がブルガリアであるし、それだから琴欧洲らの力士が輩出されたのだろう。ハングリー精神がないと相撲では大成出来ない。M君の調査によれば、ブルガリアの平均年収は1万2千ドルでルーマニアは1万7千ドルということらしい。すると現地ガイドの話しと違うが、どうもこれらの国では裏経済があり、統計に出てこない部分がかなりありそうだとの説だ。ギリシャも統計で嘘を付いていたから、これはバルカン半島では当たり前なのかも知れなかった。
「ギリシャ危機とユーロ問題」
ギリシャ危機は何とか乗り切れそうだが、統一通貨「ユーロ」はやはり問題を含んでいたことが判明したといえよう。大体通貨が各国別だということはその国の国力が違うから通貨が違い、その差を補えるのが為替変動なのに、統一通貨にすれば国力の差を為替変動で補えきれない。即ち強いもの勝ちになってしまうのは自明の理だったのだが、理想と現実の差がこれほど明確に示されてしまえば、ユーロの先行きは不透明だといえよう。EUには入っているが、通貨はユーロを使わないで自国通貨でいるのは、イギリス、ノールウェイ、スウェーデン、デンマーク等だが、これが正しかったのかも知れない。ユーロは理想で終わるのだろうか?

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