「ハプスブルグ展」

『J REPORT 2019年10月第5週号&11月第1週号』
「リタイアメント・ノート 11年5か月目」
「VOL.1131号 SINCE  AUG.12th, 1983」
「ハプスブルグ展」
上野の国立西洋美術館で開催中の「ハプスブルグ展」に行ってきた。(写真:A1)A1
中世ヨーロッパを代表するオーストリアはウィーンの王族だ。政略結婚でヨーロッパ中の王国と関係を結び栄華を築いてきた。そんなハプスブルク家の貴重な作品群を見てきた。(写真:A2)A2
(写真:A3)A3
これはマルガリータ・テレサ、スペイン王女8歳の時だ。幼い頃からウィーンの宮廷に嫁ぐことが決められていた。(写真:A4)A4
惜しいかな20歳で亡くなっていた。
次の3点。(写真:A5)A5
左上はディエゴ・ブラスケス作「宿屋のふたりの男と少女」
左下はダーフィッド・デニールス作「村の縁日」
右はパルトロメウス・スプランゲル作「オデュセウスとキルケ」
ヴェロネーゼ作「フォロフェスネスの首を持つユディト」(写真:A6)A6
次の2点。(写真:A7)A7
左はヤン・ブリューゲル(父)作「エジプト逃避途上の休息」
右はティントレット作「甲冑をつけた男性の肖像」
次の2点。(写真:A8)A8
左はディエゴ・ベラクレス作「フェリペ4世」
右は同じくディエゴ・ベラクレス作「マルガリータ・テレサ」
ベルンハルト・シュトリーゲルとその工房作「マクシミリアン1世」(写真:A9)A9
ヨーゼフ・ハインツ(父)作「ルドルフ2世」(写真:A10)A10
「神聖ローマ帝国マクシミリアン1世の甲冑」(写真:A11)A11
「十字型の日時計」(写真:A12)A12
マルティン・ファン・メイテンス作「マリア・テレジア」(写真:A13)A13
彼女は16人もの子供を産んだ。末っ子がフランスに嫁いだマリー・アントワネットだ。天性の政治手腕があった。
マリー・ルイーズ・エリザベト・ヴィジェ=ルブラン作「マリー・アントワネット」(写真:A14)A14
ルイ16世と政略結婚した彼女は、ご存知の通りフランス革命でギロチンの露と消えた。
ヴィクトール・シュタウファー作「フランツ・ヨーゼフ1世」(写真:A15)A15
68年もの長きに亙り在位した最後の皇帝。今日のウィーンの街の原型を作った。周囲に巡らされていた城壁を完全に取り払い環状道路とした人でもある。
ヨーゼフ・ホラチェク作「薄い青いドレスの皇妃エリザベト」(写真:A16)A16
美貌を見初められフランツ・ヨーゼフ1世に嫁ぐが変死した薄幸の皇妃。実に美しい。その美しさゆえ、オーストリアだけでなくハンガリーでも人気があったという。本物をお見えできないのが残念だが、一見の価値ありです。