「Y君の死」

「Y君の死」
突然、先日一緒に相撲観戦したN君からのメールで知った。Y君とは中学の同級生で高校時代は共にアメリカンフットボール部で同じ釜の飯を食った仲間だった。大学時代は接触はなかったが、卒業後20年に学校行事で一緒に参加したことがあって以来だから、もう30年近く音信を知らなかった。聞くと昨年春に膵臓癌が判明し病と闘っていたという。それでも好きな煙草やお酒、そしてゴルフは止めなかったという。今月5日にはキリスト教の洗礼を受けたという。そして不自由な入院生活を嫌い自宅で煙草と酒と音楽を楽しんで静かな最期を迎えたという。彼はY汽船の創業者の孫であり、何不自由なく暮らしていたと思っていたら、会社が倒産の危機にも晒されたが何とか乗り越えて息子さんにあとを託したという。
葬儀は米国大使館の裏手の「霊南坂教会」。厳かなミサだった。大学時代からバンドにのめり込んでいた彼らしい遺影だ。(写真:Y1)Y1
立派なパイプオルガンがあった。(写真:Y2)Y2
友人代表で弔辞を述べたのはN君。(写真:Y3)Y3
感動的な弔辞だった。N君は発病直後Y君から癌を知らされていたが、約束で誰にも言わないと誓ったという。だからつい先日の相撲観戦でもそんな話しは全くでなかった。これで中学の同級生50名で物故者は6名になった。
Y君、お疲れ様でした。御冥福をお祈り申し上げます。Y4
以上、彼岸花も咲き、いよいよ秋めいてきた東京より勢古口がお送りしました。