「手前勝手世界食物語、第497号」
「ふじ芳」
相撲の後は「河豚」を食べてもらおうと思っていたのだが、生憎いつも行く「ひょうたん」が廃業していて、その店をそのまま使って「うずら鍋」なるものを出しているという「ふじ芳」に始めて伺った。内部は厨房を店の真ん中にセットし、その前をカウンター席にしていた。我々は2階に上がる。
手早く食べられる新潟の「茶豆」。(写真:食2)
刺身盛り合わせ。(写真:食3)
2階の部屋の内装は殆ど昔と一緒。大鵬関の手形もあった。
そして「うずら鍋」。うずらをすり身にして団子状で食べるというもの。(写真:食4)
締めは「雑炊」。(写真:食5)
元々この店は浅草橋で30年以上居酒屋をやっていたという。店を抜き身で買い、引っ越してきたようだ。中々意気の好い親父さんがカウンターの前で元気に活躍していた。ボトルを残してきたので、また一度伺ってみよう。
以上、秋めいてきた東京から勢古口がお送りしました。