「秋のフットボールシーズン開始」
「中央大学戦」
この春の騒動で話題を広めたフットボールがいよいよシーズン入りした。9月1日土曜日の調布市の「アミノバイタルフィールド」は薄曇り、天気予報によれば雨が降るとのこと。
母校の今年のメンバーは試合慣れしていない者が大半であり非常に不安だ。ロースターを見ると一年生が多く起用されている。思い切った起用だ。コイントスは母校が後半のチョイスを。(写真:F1)
試合は母校のキックオフで始まる。中央はQB9番伊藤君(2年)が抜擢されていて、ランプレーは出なかったが、4番WR佐藤君(4年)へのミドルパスが通り、ファーストダウンを得るが、次のシリーズではパント。
続く母校の攻撃。QB1番西澤君(4年)からのランとパスが上手く決まり、ファーストダウンを2度更新して、敵陣46ヤードからの3ダウンに、ビッグプレーを行った。まずダブルリバースでディフェンスを左右に振り、そこからバックスにトス、更にパスを3番RB薮田君(4年)へ投げTD(5分18秒)を。TFPも9番廣田君(4年)が決めて、と7:0リードした。(写真:F2)
その後、一進一退で互いに決め手を欠く。この間、母校OT77番柳瀬君(1年)の反則が続いた。体力はあるのだが、動きが少し遅いのかも知れない。だが経験を積ませよう。このまま2Q入り。
中央は自陣10ヤードから、ランとパスが上手く決まりだし、特にランでは3番WR佐藤君(4年)が素晴らしい走りを見せ、ダウン更新を続けて母校ゴール前10ヤードからのファーストダウンに、やはり3番佐藤君のランでTD(2分37秒)を挙げた。これで7:7となる。(写真:F3)
その後は共にパントで攻守交代を繰り返して前半終了。
ハーフタイムショーでは両校共に素晴らしい演技を見せる。母校応援指導部チアリーディング部の演技抜粋。(写真:F4)
(写真:F5)
3Q,開始早々自陣35ヤード、QB西澤君から3番RB薮田君(4年)への中央への短いパスが決まり、そのままタックラーを掻い潜り、一度倒れたかに見えたが、上手くタックラーの上に乗り、ニーダウンせず一気に65ヤード走り切りTD(11分18秒)。これで14:7と再びリード。(写真:F6)
しかし、中央も挽回したが、ここで大粒の雨が降り出し、記録は諦め、雨具を着る。結論から言うとTDを許し、再び同点、14:14となる。(写真:F7)
3Q終盤の2分12秒、敵陣2ヤードで母校は意表を突いたトリックプレーで83番TE鈴木君(2年)へのTDパスが決まり、21:14となる。(写真:F8)
さあ4Qだ。母校がじりじりと推し進めるが、最後が決まらず、中央は50ヤードからの攻撃を継続し、5分52秒、母校陣内22ヤードから交代した新しいQB8番加藤君からの右ロールアウトフェイクからの左へのパスががら空きとなり、81番TE島津君(4年)がTD、またまた同点、21:21となる。(写真:F9)
どうなるこの試合。残り時間1分37秒で攻撃権を得る。ぎりぎりの時間帯だ。パスが2本決まらず、3ダウンで漸く13番SB松岡(4年:キャプテン)へのパスが決まりファーストダウン獲得。更に3番薮田君の22ヤードランで敵陣内に入る。敵陣40ヤード、残り時間は51秒、パスが2本失敗、もう絶体絶命というところで中央がパーソナルファウル(パスインターフェア)を犯し自動的ファーストダウン。これには救われた。そして残り5秒、敵陣29ヤードからのFGを9番廣田君が蹴る。キッキングポイントからはゴールバーまでは45ヤードある。緊張の一瞬。中央はチームタイムアウトを2度取り、キッカーの緊張を揺さぶる。しかし蹴ったボールは見事にgoalバーのど真ん中を飛び越えていった。奇跡的な決勝点だった。(写真:F10)
試合終了。(写真:F11)
母校では20番DB佐居君(1年)、52番LB希代君(1年)の活躍もあり、今年は1年生に期待が持てそうだ。
春も活躍した2年生QBの三輪君がアメリカの大学に留学した。イリノイ州の大学でフットボールは2部だというが、既に練習にも参加し、ホームページのロースターにも載っているという。アメリカでも頑張れ。