「パルムドール」

J  REPORT2018年 7月第4週&8月第1週」
「リタイアメント・ノート 10年2ヶ月目」
「VOL.1066号 SINCE AUG.12th、1983」
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「パルムドール」
是枝監督作品「万引き家族」がフランスはカンヌ映画祭で獲得したものの実物が展示されていた。(写真:P3)P3
(写真:P1)P1
(写真:P2)P2
この映画、大ヒットして上映が続いているが、実物は何とも質素なものだった。映画は今の日本の縮図なのだろう。日本は1980年代のバルブ景気崩壊から、それまでの中流意識の家庭が失われ、今は下層階級が国民の中心になろうとしている。そんな日本で血の繋がりはないが、一緒に暮らす仮の家族の物語。なんとなく身近に感じられてしまう。

「アマゾンで訂正」
アマゾン本社と紹介した球形の建物は本社ではなく、新しいオフィースの一つで本社は隣の建物とのことでした。訂正致します。申し訳御座いませんでした。

「シアトルのセミと松茸」
「シアトルにはセミはいない」とT君から言われた。北海道とほぼ同じ緯度なので果たして北海道にはセミはいないのかと思って調べたら、北海道にもセミはいました。但し、本州などよりは非常に少ないようです。シアトルでは夏になってもセミの声を聞かないとのことでした。今、東京はセミの大合唱です。
また、松林が多いシアトルでは、秋になると皆秘密の松茸とり場所に向かうそうです。家族にも秘密にする場所では美味しい松茸が取れるそうです。

「都バス」
東京オリンピック目指して、環境整備の目的もあり導入された「水素ガス」で走るバス。究極のエコカーが都内を走っていることは既にお話しした。目標は100台のバスをオリンピックまでに走らせるということのようで、今日も都内を走っていた。(写真:都バス1)都バス1
(写真:都バス2)都バス2

「タコマ・ドーム」
前回お話ししたタコマ・ドームは木造建築のドームでした。忘れていたので付け加えます。
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「国立西洋美術館・常設展Ⅵ」
「花の中の子ども」(ジャック・オシュデ)(写真:B10)B10
マネ作、1876年
印象派の画家たちの尊敬を集めつつ、グループ展には参加しなかったマネであるが、1870年代には彼らの画法を取り入れた。光溢れる戸外の人物像を明るい色彩とスケッチ風の筆致で描いた本作品にも、その試みを見て取ることが出来る。モデルのジャックは実業家オシュデ家の当時7歳ごろの長男である。
私の感想は、実に明るい庭の風景が素晴らしい。

「ポントワーズの橋と堰」(写真:B11)B11
セザンヌ作、1881年。
本作はオワーズ川のほとりからポントワーズ中心街の方向の景色が描かれる。川の段差が堰を形成し、その奥に直線的な鉄道橋と、アーチ状の橋桁を持つオワーズ橋というふたつの橋が重なって見える位置である。鉄道橋も堰も共にポントワーズの街の成長と近代化を象徴する存在である。風景画に橋や鉄道など近代の産物を組み込むことは、印象派の画家たちが多く行なっており、この時期のセザンヌもこうした傾向を共有していたことがわかる。
参考資料「MASTERPIERCES The National Museum of Western Art,Tokyo」編集:国立西洋美術館
絵の注釈は全て同上の本から抜粋しています。