「悪い電話の癖」

「悪い電話の癖」
20代後半の私は商社の東京本社の鉄鋼部門で鉄筋という市況商品を扱っていた。電路メーカーや単圧メーカー或いは高炉メーカーから仕入れた鉄筋用棒鋼を代理店やゼネコンへと販売していた。当時の電話は黒塗りのダイヤル式のもので、指を穴に入れて、ジーッと右に回して、離すとジリジリと戻るあの昔の電話だった。忙しい時には私の周りに数本の受話器が並べられている。保留という装置がなかった時代だから、皆私の電話が終わるのを待っているのだ。何故待つ?待たないといつまでも私と話しが出来ないからだ。私と話すためには待つしかない。そんな雰囲気の中で私が出来ることといったら、如何に早く用件を処理し、私自身も必要な先に電話をしたいということだった。そこで用件のみ話し伝えることになる。だから挨拶など一切ない。挨拶をしている暇があれば、次々と電話を処理し、商売を纏めることのほうが必要だった。この癖が抜けない。その後も電話の処理はすべからく早くするということになり、大変失礼をすることが沢山あった。今から思えば大変申し訳ないことをしたと思っている。
御免なさい。
写真は夜の自宅からの眺めだ。梅雨の最中、異常に西の空が光っていた。(写真:夜空)夜景
何か天変地異が起こるのではなかろうか?と思い写真を撮った。このところ、全国的に地震が多いのが心配だ。

「般若心経とラジオ体操」(写真:CD)CD
久し振りに「般若心経」の読経の練習を始めた。昔はやっていたのだが、忙しさにかまけてご無沙汰していた。そこでもう一度CDを買いなおして練習をやり直すこととした。鹿児島の池口恵観氏のCDで練習をしている。漸く昔のピッチが出るようになってきたが、暗唱するまでには至っていない。
もう一つ始めたのが「ラジオ体操」だ。ラジオ体操は殆ど覚えているが、これも久し振りにやりだした。50歳代に勤めていたD社時代には昼休みの終了時に必ず第一と第二体操を行っていたから、裏覚えには覚えていたが、このCDでは第一を最初号令付きで、次が第一の音楽のみで、そして第二の号令付き、第二の音楽のみ、都合4回の体操を行う。その後の「みんなの体操」はよく分からないので省く。4回の体操は結構身体には効く。
そんなことで朝夕に般若心経の読経とラジオ体操をそれぞれ行う努力をするつもりだ。まだ実行は数日なのだが。