「堀切菖蒲園」

J  REPORT2018年 6月第5週」
「リタイアメント・ノート 9年12ヶ月目」
「VOL.1061号 SINCE AUG.12th、1983」
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「堀切菖蒲園」
6月中旬は「菖蒲」の花の季節だ。葛飾区にある堀切菖蒲園に行ってみた。色取り取りの菖蒲が咲き乱れていた。(写真:H1)H1
しばしご覧あれ。(写真:H2)H2
(写真:H3)H3
素人には判らなかったのだが、園内にあった掲示板には「カキツバタ」と「菖蒲」、それに「アヤメ」の違いが写真で説明されていた。(写真:H4)H4
中央が菖蒲だ。花弁にVの字状の目(黄色)がある、となっていた。
枝垂れ柳越しの菖蒲だ。(写真:H5)H5
確かに黄色のV字の目が見える。菖蒲の花という訳だ。(写真:H6)H6
(写真:H7)H7
(写真:H8)H8
日差しが眩しい位だったが、美しい菖蒲の畑だった。

「本21冊」
有楽町駅前の三省堂書店でいつも本を買っている。昨年秋の宅配便の値上げから、それまでの購買金額が5000円を超えれば只で自宅まで配送してくれていたのだったが、値上げにより無料配送は1万5千円以上となってしまっていた。そのため無料配送は全く利用していなかった。先日10日振り位に店を訪れた。新しい本があり、買い求めたら19冊、合計13,600円余りとなった。そこで更に2冊買い増しし、21冊にしたら1万5千円を超えた。(写真:本21冊)本21冊
従って無料配送の対象になるのでお願いした。これだけの本の量だと重さも半端ではない。自宅まで運ぶのは可能ではあるが、非常に困難なことは確かだ。まあこれで当分読む本に困ることはなくなった。

「国立西洋美術館・常設展Ⅳ」
このシリーズも4回目となった。
ドラクロア作、「墓に運ばれるキリスト」(1859)(写真:B5)B5
マグダラのマリアらしき女性が岩屋の螺旋状の階段を降りる一行の先頭に立ち、遠方には弟子の聖ヨハネらに支えられて慟哭する聖母マリアらの姿が描かれる。1859年のパリのサロンに出品され大絶賛された作品だ。
光と闇のドラマティックな効果の中、死したキリストがほの暗い地下墓所へ降ろされていく。松明の光が白い布に包まれたキリストの身体を照らし出している。傑作だといえよう。

ミレー作、「春(ダフニスとクロエ)」(1865)(写真:B7)B7
農民画家として名高いミレーは、1984年に銀行家トマの注文を受け、パリの邸の食堂を装飾するため、「四季」を主題にした天井画と3枚のタブローを描いた。その内の一枚で、「春」を描いたもので、春の陽光が降り注ぐ森の中で少年と少女が鳥の雛に餌を与え、木立の向こうには山羊の親子と海辺の遠景が覗く。場面は二人の捨て子ダフニスとクロエがエーゲ海のエスボス島の牧歌的自然の中で幼い愛を育み結ばれるという、古代ギリシャで書かれた恋愛物語に取材している。後ろの石像は豊穣の神である。自然に対する画家の細やかな愛情を感じることが出来るだろう。
参考資料「MASTERPIERCES The National Museum of Western Art,Tokyo」編集:国立西洋美術館