「プラド美術館展」

J  REPORT2018年 3月第4週目」
「リタイアメント・ノート 9年 9ヶ月目」
「VOL.1047号 SINCE AUG.12th、1983」
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「プラド美術館展」
(副題:ベラスケスの絵画の栄光)
スペインのマドリッドにある「プラド美術館」には、2016年の4月に訪れたことがある。庭に大きな白い裸婦像があった。太陽が沈まない国「スペイン王国」が繁栄していた「フェリペ4世」の時代、国王が集めた美術品の数々、特に有名なのが「ディエゴ・ベラケラス」(1509-1660)の作品群だ。彼は生涯に約120点と多くない絵画を残している。その内の7点が今回、上野の国立西洋美術館に展示されている。(写真:P1)

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(写真:P2)
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(写真:P3)
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その他、素晴らしい絵画も多数展示されていた。配布されていた新聞の紙面から、その絵画を追ってみよう。(写真:P5)
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写真左は、ベラスケス作、狩猟服姿のフェリペ4世」。権威の象徴である猟銃と狩りを意味する猟犬を従えている。
写真中央は、「東方三博士の礼拝」(1619)。幼子イエスを抱く聖母マリア、その右は夫のヤコブ。
写真右は、「マルス」。戦いの神だ。ちょっと年老いたマルスだ。
次の写真。(写真:P6)
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左は、フォン・デ・エスピノーサ作「ブドウのある八角形の静物」(1646)。
右が、ルーベンス作「聖アンナのいる聖家族」(1630)。
看板にもなっているのが、ベラスケスの「王太子バルタサール・カルロス騎馬像」(1635)。(写真:P4)
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フェリペ4世の息子で次期国王になるはずの王子だったが、10代で死亡している。それにしても実に生き生きした絵画だ。傑作ばかりの絵画展。是非ご覧あれ。