「星峠の棚田」

「星峠の棚田」
日経新聞8月26日付け記事と写真でこの棚田のことを知った。JR東日本の「大人の休日倶楽部パス」を利用して上越新幹線、ほくほく線と乗り継いで「まつだい」駅に行った。途中の景色も美しく山には雲が棚引き、田には稲穂も頭を垂れていた。(写真:H1)

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この「松代(まつだい)」という地名だが、領主が松平様だったので、地名にしようと考えた領民は殿様の名前では失礼なので「松代(まつだい)」と字を換えたそうだ。長野には松代(まつしろ)があるが全く関係ないとのこと。さあ、駅前からタクシーに乗り、「星峠」というところに向かう。結構おしゃべりな運転手で、色々と教えてくれた。15分も走っただろうか、数台の車が停まっている場所がどうも棚田見物の場所らしい。運転手はもう少し上に隠れたベストポイントがあるというので更に進む。まあどこから見ても同じような沢山の棚田が見えた。(写真:H2)
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ため池が見える。(写真:H3)
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この棚田のお米は有名な魚沼産の米「こしひかり」、所謂一等米なのだが、ここのは「天水米」と呼ばれているという。理由は水なのだ。山の上のこの田の水は「雨水、雪解け水、湧き水」なのだそうだ。日本の水百選にもなっているという水で作った米だから天水米だそうだ。
少し下がって、他の人たちがいるポイントへ戻る。確かに綺麗な眺めだ。(写真:H4)
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(写真:H5)
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豪雪地帯でもある十日町だが、この辺りは毎年3mほどの雪が積もるという。雪が降り始めると地元の人はお金が舞って来たと歓ぶという。何故?「風が吹けば桶屋が儲かる」式の話しなのだが、雪が降ると、雪掻き車が出動する。これは地元の土建御者の仕事が増えること。使うのは大量の油、燃料用だ。するとガソリンスタンドが儲かる。儲かった人たちが飲み屋に行く。すると帰りはタクシーが使われる。こうしてお金が地元をぐるぐると廻るというのだ。半分嘘だと思って欲しいのだが、まあ現実なのだろう。地元の産業といえば米農業しかないのだから、冬は公共事業としての雪掻きは必要悪なのだろう。
駅で見かけたポスターだ。(写真:H6)
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こんなに美しい棚田。四季によって変わる棚田。往復7,800円のタクシー代が高いか安いかはその人の評価だな。