「被災地、石巻へ」

「J  REPORT 2017 9月第3週号」
「リタイアメント・ノート 9年 3ヶ月目」
「VOL。1019号 SINCE AUG.12th、1983」
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「被災地、石巻へ」
昭和40年代後半に商社の仙台支店で勤務していた仲間たちの会を「仙台会」と称して、これまでもう46回も集まっている。かれこれ20年にも及ぶ。今回は47回目として被災地「石巻」に行こうということになり、東北新幹線に乗った。日照不足ということで米の収穫が不安視されていたので、まずは北関東の稲を見てみた。(写真:S1)

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黄色く色付いていて、不作のようには見えない。宮城蔵王の麓の田もまあまあか。(写真:S2)
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仙台平野の実りもそこそこのようだ。稲穂が頭を垂れていた。(写真:S3)
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いよいよ石巻駅に着く。(写真:S4)
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メインストリートを歩くが、半分ほどの店は津波にやられた後、復興していないようだ。寂しい町並みだ。それでも商工会議所が新しく建てられたり、市役所が撤退したイオンのショッピングセンターに入ったりしているようだ。津波の到達点が示されていた。2m以上市内中心部にも津波が襲ったということだ。(写真:S5)
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北上川の河口の町「石巻」は江戸時代から川と海での輸送の拠点となっていた。南部藩の米なども一旦ここに集められた。北方の物資も太平洋の東岸経由でやって来た。そしてここからまた江戸を目指したのだ。
中州にはこの地出身の「石森章太郎マンガ館」があった。よく残ったものだ。(写真:S6)
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小高い丘である「日和山」に登る。結構厳しい坂だ。汗を掻いてしまった。頂上から下を見る。約1年前に来た時には、全く復興の足音も聞こえなかったが、唯一残っていたお寺の前に2棟の復興住宅が建てられていた。石巻市の復興住宅の一階は駐車場、二階は集会場等になっていて住民たちは三階以上に住むことになるようだ。北上川の左岸の工場地区もほぼ工場群は復興したようだ。(写真:S8)
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中州はマンガ館しかまだないようだ。(写真:S9)
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やはり6年の歳月は確実に進んでいたのだ。資料を集めた「つなぐ館」というところを訪れた。写真が飾ってあった。魚の加工場のようで津波痕の清掃風景だという。(写真:S10)
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中州の昔と津波被害時の写真を見る。まずは津波以前。(写真:S11)
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そして津波被害の直後の模様。(写真:S12)
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日和山から歩いて駅へ。駅にもマンガのフィギアが飾ってあった。(写真:S13)
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石森氏は仮面ライダーを描いた人らしい。さて松島海岸の宿「雲静庵」に入る。
温泉にも浸かってリラックスした我々でした。(写真:S14)
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翌朝、一人で松島海岸を散歩した。瑞巌寺に行くが、8時からしか入れない。(写真:S16)
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仕方ないね。松尾芭蕉の句碑もある。(写真:S15)
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奥の細道でこの地にも立ち寄ったのだ。「五大堂」もあったが、この辺は津波の被害も大きかったようだ。(写真:S19)
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松島は小雨に煙っていた。(写真:S17)
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仙台からの帰りに見た「広瀬川」。(写真:S18)
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お疲れ様でした。
旅行をするためには、まず妻をショートステイに預け、次に愛犬を子供たちに預けなければならない。手数が掛かるのだ。愛犬を引き取りに娘に自宅に行くと、玄関前に孫娘たちがいて、「おじいちゃん、たんじょうびおめでとう」と大声で叫んでいた。思わず涙ぐみそうになった。本当に孫娘たちは可愛いなあ。