「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「2017 私の映画鑑賞記録」
「関が原」(UC豊洲にて)私的批評眼★★★(今年136作品目)映画関が原
まあ、結果が分かっているから、こんなもんだろう。

「ワンダーウーマン」(TC日劇にて)私的批評眼★★★(今年137作品目)映画ワンダーウーマン
女戦士がアマゾン族の島から、第一次世界大戦末期のイギリスにやってきて、大陸に渡り、ドイツ軍をやっつけるという荒唐無稽のお話し。それなりに面白かった。

「パターソン」(HTC有楽町にて)私的批評眼★★★(今年138作品目)映画パター損
米国パターソン市に住むパターソンさんはバスの運転手だが、詩を愛し、詩を作る。そんな彼の変化のない一週間を追う不思議な物語。これが一般市民の日常か。

「ELLE(エル)」(TCシャンテにて)私的批評眼★★★(今年139作品目)映画エル
ミシェルはバツイチの中年女性。TVゲームのソフト会社を経営している。自宅で突然男に襲われレイプされる。そこから彼女の複雑な過去と今の人間関係が明かされる。犯人は誰なのか?題名はフランス語の「彼女」。

「ボブという名の猫」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★★★(今年140作品目)映画ボブ
こういった映画が私は好きだ。実話だそうだ。2012年ロンドン、ホームレスでジャンキーでストリートミュジシャンの彼は、偶然野良猫を拾いボブと名付ける。二人?の生活が話題になり更生するということなのだが、兎に角猫が可愛い。猫が演技できないはずだが、本当に素晴らしい演技?だ。感動する。

「幼な子われらに生まれ」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼★★★(今年141作品目)映画幼な子
共にバツイチ同士の夫婦。妻の連れ子の娘二人と夫との微妙なすれ違いが、やがて大きな問題になる。妻が妊娠出産となるのだが。複雑な家庭環境は現代社会の象徴かも知れない。

9月1日付け日経新聞「シネマ万華鏡」の評価は、「ダンケルク」が5つ星、「新感染」が4つ星、「セザンヌと過ごした時間」が3つ星、「スキップ・トレース」が3つ星、「ギニー。デンジャー」が3つ星、「米軍が最も恐れた男語」が3つ星、「禅と骨」が4つ星でした。

「私の2017年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
★★★★★=「彼らが本気で編むときは」「わたしはダニエル・ブレイク」「はじまりの旅」「ブランカとギター弾き」「ボブという名の猫」
★ ★★★=「ショコラ」「アイヒマンを追え」「マグミフィセント・セブン」「愚行録」「ラビング 愛という名前のふたり」「パッセンジャー」「しゃぼん玉」「ジャッキー」「ライオン 25年目のただいま」「グレイト・ウォール」「追憶」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」「怪物はささやく」「ザ・ダンサー」「怪盗グルーのミニオン大脱走」「ボン・ボヤージュ 家族旅行は大暴走」「君の膵臓をたべたい」「ファウンダー」「夜明けの祈り」

「2017 観劇シリーズ」
・6月大歌舞伎

「2017 旅の記憶シリーズ」
国内旅行は、2月の北海道(札幌、旭川)。
海外旅行は、1月のキプロス(66カ国)経由マルタ島(67カ国)。3月のタイ。5月のハワイ。そして6月に中国(西域とシルクロードの旅)。

「2017 本の記憶シリーズ」
「刀傷」(小杉 健治 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年185冊目)「蘭方医・宇津木新吾」シリーズ第6弾本刀傷

「白に染まる」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★(今年186冊目)「着物始末屋」シリーズ第9弾本に染まる

「沽券状」(稲葉 稔 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年187冊目)「新・問答無用」シリーズ第5弾本沽券

「諸国を駆けろ」(倉坂 鬼一郎 著)徳間文庫 私的批評眼★★★(今年188冊目)「若さま大団円」シリーズ第7弾本諸国

「満願」(米澤 穂信 著)新潮文庫 私的批評眼★★★★(今年186冊目)本満願
山本周五郎賞受賞作。短編6作は凄い。

「大目付御用」(千野 隆司 著)ハルキ文庫 私的批評眼★★★★(今年187冊目)「入り婿侍商い帖・大目付御用」シリーズ第1弾本入り婿

「江戸時代の歌舞伎と大名屋敷」

「江戸東京博物館・常設展3」
「歌舞伎」
歌舞伎を演じている場の等身大の模型だ。舞台は「助六」の一場面だ。(写真)K1)

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当時でも今でも歌舞伎は庶民の娯楽の中心だった。しかし、歌舞伎小屋はあくまで仮設の小屋掛けであり、むき出しの柱に茣蓙掛けだった。これは火事対策のためだという。朝から夕方までの芝居だが、明かりが入りにくいので舞台の前にはロウソクが灯されていて辛うじてロウソクの明かりで舞台が見えるという具合だ。照明というには程遠い。従って役者は顔を白塗りにして目立たせようとした。結果、善人役は白塗り、悪役は赤塗りなどとなっていった。これは中村座の再現だから表に出てみよう。(写真:K2)
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正に看板が並んでいる。役者の名前も書かれている。そこから二枚目、三昧目という言葉が生まれた。(写真:K3)
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ご存知の通り、二枚目はいい男、男前、三枚目はちょっと劣った男、脇役ということになる。演目もこのように書かれていた。(写真:K4)
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何というのだったか忘れたが、お客を入れるところ、入り口だ。勿論ここでお金を取った。(写真:K5)
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アルツ気味だなあ。木戸だったか。物忘れが激しい。でも歌舞伎は昔も今も大いに流行っていた。

「大名屋敷」
江戸城は勿論城郭だから、戦闘を想定して造られていた。内堀を背負って御三家、譜代の大名屋敷が並び、その外側に外様の屋敷が配置されていた。ここで見てもらうのは譜代の福井藩の上屋敷だ。17世紀半ばだからまだ大坂夏の陣を経験した人たちが生きていた時代だ。(写真:D1)

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従って、屋敷も戦闘用の仕組みで出来ている。塀の部分には長屋が組み込まれているが、この長屋、実は二階建てで戦時の際には、二階の窓から銃や弓を撃てるようになっているし、角には櫓まである。小さな城なのだ。(写真:D2)
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大名屋敷には入り口が正面に3つある。勿論中央は正式の門だ。〔写真:D3〕
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しかし、ここは大名のみが使う門だ。実はこの他に家来たちが使う門と、将軍お成りの際にのみ使う門とがあった。当然、この屋敷は明暦の大火で焼け落ちたのだが、後ろにある絵をご覧ください。〔写真:D4〕
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実は屋敷の平面図は残されていて建物の配置は分かっていたのだが、この絵が福井で発見されたことで屋敷の細部が分かり、このように再現されたという。貴重な発見だ。何度も申し上げるが、当時は平和な時代になったばかりでまだまだ戦時の模様を色濃く残していた大名屋敷だったのだ。ここでも「表」と「奥」がある。表は政治を行う場であり、奥は大名の家族の私的な住まいだった。

「嵐が丘倶楽部」

「雑談、第14話」
「嵐が丘倶楽部」
何度かご報告したことがある集まりだが、昭和43年から48年卒の体育会アメリカン・フットボール部の仲間たちだ。平均年齢70歳といったところか。名前の由来だが、東横線日吉駅を下車して、東口からポプラ並木の緩やかな坂道を登る。突き当りが「記念館」だ。創立100周年記念で出来た建物、ここが日吉の丘だ。この丘の100mほど北側に今は理工学部の校舎が建っている丘がある。東京から新幹線に乗り、鶴見川を渡った最初のトンネルがあるのが、この理工学部のある丘なのだ。元々この丘は東西に広がっていて、東側から自動車部、真ん中が我がフットボール部、西側が高校の野球部のグラウンドがそれぞれあった。私も高校3年間と大学3年3ヶ月はここで練習や試合をした。しかし学校の校舎建設が持ち上がり、昭和45年夏に今のグラウンドがある場所に移らされた。元のグラウンドは先輩たちが「嵐が丘」と名付けていた。そして「嵐が丘グラウンド」の歴史は今の新しいグラウンドにその名を受け継いでいる。当時は本当に殺風景な泥のグラウンドだった。だから実にマッチしたネーミングだと思う。大半が社会的現役を引退して暇を持て余している?訳でもないだろうが、私が幹事役を引き受けて、3ヶ月に一回程度集まって、大いに気勢を上げている仲間たちなのだ。(写真:嵐が丘倶楽部)

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「南浦和にて」

「手前勝手世界食物語、第462号」
「南浦和にて」
これまでの3S会にスーさんの弟さんが加わり、4人揃っての「4S会」を開いた。場所は南浦和、サーさん行き付けのお寿司屋さんだ。このところ天候も悪く、漁師も漁に出られないというし、ウニは特に不漁らしく高値だそうだ。まずは付け出しの「イカそうめん」(写真:食1)

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去年はこのシーズンに函館(北海道)と呼子(佐賀)に行ったが、名物のイカは辛うじて呼子で食べられたが、今年はどうなんだろう?次は「枝豆」(写真:食2)
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枝豆は新潟産の美味しいのを頂いて堪能したなあ。次は「お漬物」(写真:食3)
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「刺身の盛り合わせ」(写真:食4)
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「焼き茄子」(写真:食5)
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焼酎も沢山飲んだので、締めは握りとしよう。まずは光物「アジ」(写真:食6)
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最後に「煮穴子」(写真:食7)
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寿司は大好きなのだが、ご飯のことを考えると恐ろしくなる。この間も申し上げたが、ご飯一膳には角砂糖17個分の糖分があるというからだ。だから寿司の握りは本当は食べたくないのだ。和やかに4S会はスタートしました。
以上、秋めいてきた東京から勢古口がお送りしました。