「湯島の白梅」

「J  REPORT 2014 3月第2週」
「リタイアメント・ノート 5年9ヶ月目」、
「VOL。837 SINCE AUG.12th、1983」
「湯島の梅」
3月の声を聞いたとは言え、まだ平年より寒い日が続いている。毎年ことだが、「湯島天神」に名物の「梅」を観に行ってきた。5分から6分咲きだが、既に花びらを開いている花もあるし、蕾を固く閉じているものもあるが、それでも境内は合格祈願の「絵馬」で埋め尽くされていて、受験シーズン真っ盛りだということを痛感させられた。梅の花は「白梅」と「紅梅」がそれぞれ7:3位で植えられていたが、今年はやはり開花が少し遅れているようだ。3月6日は「啓蟄」で虫たちが地面から出てくる季節ということだ。とてもではないが、虫たちも寒くて出てくる気持ちにならないのではなかろうか?

「女性の病気」
NHKラジオで聞いたのだが、問題1、欧米女性が日本女性より、2倍掛かる病気とはなんですか? 問題2、二本女性がこの20年の間に2倍に増えた病気はなんですか? そうです。その病気とは「乳癌」だということです。驚くことに、欧米の女性は、25歳以上でなんと8人に一人が乳癌になるという。また同様日本女性では16人に一人だというから凄い数字だ。私は男性で関係ないが、それにしてもよく乳癌になった人の話しを聞くから、女性にとっては本当に大問題だと思う。その分、医療も治療も進んでいるというから、早期発見さえ意識すれば、もう怖い病気ではないという。女性の方々、診察を早目に受けて下さいね。

「からすみ」

「手前勝手世界食物語、第329」
「からすみ」
台北の朝市で買い求めてきた「からすみ」、一つは娘に台湾土産として渡し、残りは私が食べることとした。説明文は中国語と日本語で書かれていた。それによると、1)表面の薄皮を必ず剥ぐこと。2)表裏に酒を振り掛けること。3)両面をそれぞれ1?2分程度軽く焼く、その際にもお酒を塗りながら焼く。4)出来上がったら薄く斜めに切って、大根または白葱を添えて食べる。という具合だとのこと。薄く切ってから炙るのかと思っていたら、大きなまま炙って、それから薄く切るのだということが分かった。まだ食べていないが、楽しみだ。さて、今日は新しい店に行った。有楽町ITOCIAの地下にある韓国料理の店だったが、店員は韓国人で本格的かと思っていたら、意外にどうしようもない店で、頼んだ「サムギョプサル」も豚肉とニンニク、それに玉葱しか出てこない。肉を包む野菜も出てこない。これでは日本人は朝鮮料理を知らないだろうとばかりの店でした。二度と行きません。まあ、こんな店も都内には沢山あるということだ。

「日本堤と吉原大門」

「日本堤と吉原大門」
現在の台東区の地図を見てみると、言問橋の上流に隅田川から北西の方角に「土手通り」という道がある。これが江戸時代には「日本堤」と呼ばれていた。この道の先に「吉原大門」があった。通りを左に曲がり、「見返り柳」があり、「三曲がりの衣紋坂」の先に「大門」があったという。江戸時代は水運が発達していたから、吉原に遊ぶ客の多くが、「猪牙船」と呼ばれた小型の船、今で言えば水上タクシーのようなもので「山谷堀」で下りて、日本堤を歩いて吉原に向ったという。この「日本堤」、実は別な狙いがあったという。元々吉原は日本橋にあった。しかし「振袖火事」と呼ばれた「明暦の大火」(1657年)で焼け落ちたのを幕府が浅草の北に「新吉原」として復活させた。その折に、江戸の町を水害から守るために、「日本全国の大名」に命じて、土を盛り上げた堤をたったの60日で造らせたという。だから「日本堤」と名付けられた。この堤の上を人々が歩くから、堤はどんどん固まっていった。これにより隅田川が仮に氾濫しても、この堤により直接の江戸市中への浸水は防ぐことが出来るようになったという。何と知恵のある役人もいたものだ。感心するではないか。写真は「猪牙船(ちょきぶね)」だ。

「新月」
人間は太陽に影響されるのか?それとも月なのか?今年は新月が月に2度ある珍しい年だという。1月と3月に新月が二回訪れる。その後は19年後になるという。さて、世界中の国旗で太陽は日本だけかもしれない。月が国旗に使われている国は非常に多い。特にイスラムの国は月がある。日本の国旗は太陽だけだから不思議だ。世の中、暑くて日中は動けない。従って活動は夜間だという国は多い。月と星をあしらった国旗は本当に多い。どうも人間は月の満ち欠けや引力に非常に影響されているらしい。だから国旗も月と星、即ち夜のものになる。日輪に影響を受け、日の出、日の入りに感動するのは世界から見れば珍しい国民なのかも知れない。

「三井越後屋」

「三井越後屋」
「現金、掛売りなし」ということでそれまでの「掛け売り」を止めたのが、今の「三越」の前身である「三井越後屋呉服店」だという。江戸時代、買い物の代金は月末か年末に纏めて支払う習慣だった。だから資金力もさることながら、信用が大切だった。それを「現金ですよ、掛け売りはしませんよ、でもその分安くしますよ「」という合理的な販売方針は誠に斬新なアイデアだったろう。やはり常に新しいことをしようとする商売人は江戸時代にもいたのだった。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「キック・アス」(TOHOシネマ有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年26作目)
15歳の少女が活躍するコミックの映画化。ちょっと暴力過ぎるのが問題か?

映画「大統領の執事の涙」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年27作目)
アイゼンハウワーからレーガン大統領まで使えた黒人執事の涙溢れる物語。歴史の生き証人だが、その生い立ちは南部の綿花畑で働く労働者の息子としての苦難の連続だった。アカデミー主演男優賞も夢ではないだろう。

映画「ダラス・バイヤーズ・クラブ」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年28作目)
HIVに感染したテキサスの男性が余命30日と医師から宣告されるのだが、未認証の薬を求めてメキシコや世界中を廻り、やがてHIVの特効薬と言われているものが製薬会社の利益主義から導かれた副作用の多いものだと証明しようとして、戦うというもの。余命30日が6年後に遂に死ぬのだが、その戦いは素晴らしい。

映画「ジョバンニの島」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年29作目)
宮沢賢治の「銀河鉄道の夜」を下敷きにしたアニメ。終戦直後、北方4島に侵攻してきたソ連軍と住民の暮らしを通じて、子供たちの生き方を描く。中々感動でした。

映画「ゲームセンターCX」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年30作目)
こんな映画があるのか?1986年に流行った家庭用ゲームを実際にやって見せる攻略するだけと言う映画だ。それでも何かのめりこんでしまうから不思議だ。

映画「土竜の唄」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年31作目)
駄目な警官がヤクザの組に潜入を命ぜられる。目的は組長の逮捕。果たして?まあ、コミックだと思えばいい。

2014年2月28日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「ネブラスカ」が4つ星、「グロリアの青春」が4つ星、「コーヒーをめぐる冒険」が4つ星、「マチュ?テ・キルズ」が3つ星、「ラヴレース」が3つ星、「愛の渦」が3つ星、「家路」が4つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」「ダラス・カーボウイズ・クラブ」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行の第一回目は、1月の九州福岡と水俣でした。第二回目は能登でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年1回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「つぐみの佐平次」(坂岡 真 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年46冊目)「帳尻屋始末」シリーズ第2弾

「父子雨情」(稲葉 稔 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年47冊目)「影法師冥府おくり」シリーズ第1弾

「仕舞屋侍」(辻堂 魁 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年48冊目)「仕舞屋侍」シリーズ第1弾

「しのぶ梅」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年49冊目)「着物始末暦」シリーズ第1弾

「江戸の備忘録」(磯田 道史 著)文春庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年50冊目)
歴史好きな私には実に面白い本だった。江戸時代を含めて日本人の生き方、風習等を実際の古文書から読み解いている。映画にもなった「武士の家計簿」の著者だ。

「紅染月」(今井 絵美子 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年51冊目)「便り屋お葉日月抄」シリーズ第6弾

「解毒」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年52冊目)「表御番医師診察禄」シリーズ第3弾

「幸楽園の鰻」

「手前勝手世界食物語、第328」
このコーナーを始めた理由は、私の食べ物の好みで判断した味を知ってもらおうということだった。だから題名も「手前勝手」としたし、「世界食物語」としたのは世界中の食べ物を食べてみようという思いからだった。手前勝手だから私の舌で感じたままを文字にしたのであって、他の人の感想がどうあろうと構わない。
「幸楽園の鰻」
浦和の小高い丘の上のその店はあった。有名な「小島屋」の近くなのだが、聞くとそこは鎌倉時代に砦のあった場所で丘の下は湿地や沼地になっていて昔から「鰻、鯉」等が獲れたところだそうだ。そんな丘の上に老舗の鰻屋「幸楽園」はあった。沈みゆく夕陽を見ながら、まずは「鯉の洗い」、次が「鯰の天麩羅」、「鯉こく」、最後が「鰻重」だ。鰻は二段重ねとなっており、その量は半端ではない。鰻は関東風に一度蒸してからタレをつけて焼くから香ばしく柔らかく焼きあがっていて、大変美味しかった。東京では南千住の「尾花」が馴染みの店だが、この幸楽園さんの鰻も流石でした。
以上、勢古口が東京からお送りしました。

「年寄りの冷や水」

「江戸の庶民の生活は楽だったか?40」
「年寄りの冷や水」とは?江戸の水道は川から引かれた水なので、夏場は水質が悪化して、年寄りなど、胃腸の弱い者が直に飲むと下痢を起こす。これが「年寄りの冷や水」の語源だ。普通は沸騰させて冷まして飲む。老人が歳にも拘らず、無理なことや危険なこと、出すぎたことをすることをいう。夏は「ひぃやっこい」ものとして「白玉」を冷やして食べたりしていた。深川等の埋立地では水は水売りから買い求めていた。井戸は塩辛くて飲み水にはならなかったからだ。江戸の水道の基本は木製の「樋」を張り巡らせて配水していた。その最終地点が御茶ノ水にあったという。ところが竹村公太郎氏の著書「日本史の謎は地形で解ける」にこういったことが出ていた。徳川家康が江戸に秀吉の命令で移封されたのは、1590年。1600年に関ヶ原で勝ち、1603年に征夷大将軍になり江戸に戻った後、今の虎ノ門の溜池にダムが造られ、ここから江戸市民に水が供給されたと言う。その後1653年に「玉川上水」が完成し、新たな水の元となったというのだ。水がなくては人間は生きていけない必需品だ。

「3S会で鰻を食す」

「3S会で鰻を食す」
1月にトルコに旅した「3S会」のメンバーで浦和の鰻屋を訪れた。2012年6月に「スイス、オランダ」に旅したのが、3S会の最初の旅だった。その後国内外をあちこちと3人で旅した。2013年3月には遠く南米まで行き、「イグアス」「マチュピチュ」「ナスカ」を廻った。今年は「トルコ」に行ったが、4月には「中国雲南省」に行く予定だったが、私が今回は抜けた。理由は少数民族が住む「シャングリラ」という村が1月に火災でほぼ全滅したとのニュースを観たからだ。果たして二人で行くことになるのだろうか?二人は埼玉県出身で今は浦和と大宮に住んでいるので、地元の鰻屋を今回の食事場所とした。この辺は元々湿地帯で池や沼が沢山昔からあったようだ。楽しい一時を過ごしました。

「ソチ・オリンピック」
毎日寝不足だが、それぞれの選手の活躍に拍手を送りたい。一方で馬鹿な元政治家の発言には怒りしか感じない。政治家時代も馬鹿だったが、あれはもう治らないのだから、第一線から引退させなければならない。別に早稲田大学時代もラグビー部にちょっと在籍しただけでスポーツマンを気取っているなど許しがたい。政治的な発言はしたくないが、日本人の恥である事だけは事実だろう。

「孫娘」

「孫娘」
久し振りに孫娘「栞ちゃん」の家に行った。「爺、爺」と言いながら駆けて来て膝の上に乗ってくる。本当に可愛い。娘に電話を掛けても電話口に出たがる孫娘。爺さんにとっては目の中に入れても痛くないほど可愛いのである。

「2014年の映画のお話し」  2013年は221本の映画を観ました。
映画「エージェント ライアン」(TOHO CINEMAS スカラ座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年21作目)
アフガンで怪我をした男がCIAの分析官にリクルートされた。ロシア企業の裏を暴こうとしてモスクワに行くのだが、そこでアメリカに対するテロを防ぐ現場のエージェントにされてしまう。

映画「17歳」(銀座シャンテシネマにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年22作目)
パリの17歳の高校生の少女が夏の初体験を経て、20歳と称して売春に走る姿を描く。その結果、相手の男性がベッドの上で死んでしまう。

映画「エヴァの告白」(TOHOシネマズシャンテにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年23作目)
1921年ポーランドからアメリカに渡ってきた二人の姉妹を襲う悲劇を描く。妹は肺病のためエリス島の病院に入れられ、エヴァは策略に嵌められ身体を売ることになってしまう。果たして二人の運命は?

映画「光にふれて」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年24作目)
台湾の盲目のピアニストが大学に進学して苦労する姿と知り合った女性との生き方を描く。感動の作品です。

映画「新しき世界」(TOEI銀座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年25作目)
題名とは似合わないが、韓国のヤクザ物だ。ヤクザ企業に警官が潜入捜査しており、跡目争いが紛糾する。そしてそのカバーがばれて潜入警官2名が殺された。だが本命はまだ潜入していた。果たしてばれて殺されてしまうのか?

2014年2月21日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」の評価は、「パラダイス:愛」が5つ星、「ダラス・バイヤーズクラブ」が4つ星、「キック・アス」が3つ星、「東京難民」が3つ星、「赤xピンク」が3つ星、「ハロー!純一」が2つ星、「ドストエフスキーと愛に生きる」が4つ星でした。

「私の去年2014年の映画の評価は?」
今年の★★★★★は、
今年の★★★★は、「小さいおうち」「アメリカン・ハッスル」「ウルフ オブ ウォールストリート」「光にふれて」

「2014 旅の記憶シリーズ」  2013年の旅では、「ペルー」が51カ国目、「南アフリカ」が52カ国目、「ジンバブエ」が53カ国目、「ボツワナ」が54カ国目、「ザンビア」が55カ国目でした。
2014年の国内旅行の第一回目は、1月の九州福岡と水俣でした。第二回目は能登でした。
2014年の海外旅行は、トルコ(1月、3度目)、台湾(2月、3度目)です。

「2014 歌舞伎観劇シリーズ」歌舞伎座にて★★★「今年1回目」

「2014 本の記憶シリーズ」  2013年は本を350冊読みました。
「きっと忘れない」(今井 絵美子 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年39冊目)「すこくろ幽斉診療記」シリーズ第4弾

「秋暮るる」(今井 絵美子 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年40冊目)「すこくろ幽斉診療記」シリーズ第5弾

「淡雪の小舟」(芦川 淳一 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年41冊目)「包丁浪人」シリーズ第4弾

「老花」(牧 秀彦 著)徳間文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年42冊目)「塩谷隼人江戸常勤記」シリーズ第4弾

「日本史の謎は地形で解ける」(竹村 公太郎 著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年43冊目)
「日本史の謎は地形で解ける、文明・文化編」(竹村 公太郎 著)PHP文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年44冊目)
この二冊の本は歴史好きの方には絶対にお薦めだ。本当に面白い。何故?という歴史的事実を地形や気候から解き明かすという手法は素晴らしい。

「千里眼、験力比べ」(幡 大介 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年45冊目)「大富豪同心」シリーズ第14弾

「美しい富士山」

「J  REPORT 2014 2月第5週」
「リタイアメント・ノート 5年8ヶ月目」、
「VOL。835 SINCE AUG.12th、1983」
「美しい富士山」
美しい富士山と大山山系の山々が見える。ここは横浜、「伊勢山ヒルズ」のチャペルだ。甥の結婚式でやって来た。元々ここには横浜最大の「伊勢山神宮」があり、私も幼児期「七五三」に訪れたこともあるし、近くには市営の動物園もあり、横浜市民には馴染みのある場所だ。そんな場所で観る富士山は実に荘厳で雄大で日本人の琴線に触れる美しさを見せていた。その日は昨日までの大雪が融け始めた足元の悪い日だったが、空は晴れ渡り、富士山は甥たちを祝福するかのように光っていた。
「確定申告」
例年の如く、確定申告の時期が来た。仙台にマンションを持っていて人に貸しているので、毎年確定申告をしている。特に昨年は株式の優遇税制がなくなるのでコストの安い株をクロス取引(自分で同じ株を売り買いすること)してコストを上げて税金を払ったので、その分を控除できるものでカバーするために医療費や寄付金等を申告した。また妻は実家の土地を売ったのでこの分の税金を申告した。二人分の確定申告を書き上げて税務署に持参した。納税は国民の義務だが、還付を受けるのも義務だ。

「ホテル前にて」

「ホテル前にて」
今回は写真が殆ど消えてしまったので使えるものが少なくて残念なのだが、旅自体は本当に楽しく、また食は美味しく、和気藹々の旅だった。14日金曜日、いよいよ帰国する朝になった。心配は東京が雪で羽田がクローズされてしまうのが恐ろしい。台北の「松山空港」は都心に近く、それなのに実に静かで人もまばらなのだ。これが中国か?と思ってしまうが、中国本土の空港とは全く違った。昨日の午後から漸く雨も上がり、台北の町も観ることが出来たが、それにしても松山空港は静かだ。あっと間にチェックインしてしまった。現地で暮らしている先輩も空港近くのマンションだそうだが、20年前に買った時の数倍の価格に値上がりしているというが、それにしても落ち着いた松山空港から飛び立ち、何と2時間半で羽田到着だった。まだ雪は少なく、無事に帰国できた。その日の夜からは大雪で東京は大混乱になったが、その前に帰れて助かりました。Hさん、台北では本当にお世話になりました。以上、勢古口が雪の東京からお送りしました。