10月16日(日曜日) 第6日目

旅も半ばを超えて後半戦に突入した。朝の空気は最高に澄み切っていた。ホテルの周囲の木々は既に色付いていた。さて今日も移動に次ぐ移動だ。ワイマールからニュルンベルグ、ビュルツブルグと中世の町並みを復活させた(戦争により破壊されたため)ところを巡り歩く。ドイツは日本の95%の面積だというが、広大な丘陵地や平地が延々と続き、日本とは土地の利用比率が全く違うから比較にはならない。日本は国土の3分の2は山岳地帯なのだから。さてニュルンベルグというと我々は戦争犯罪人のナチスを裁いた裁判を思い起こさせられる。しかし戦争で90%以上が破壊されたこの街もいまや完全復活を遂げている。ここにドイツ人魂を見た。ドイツはどこへ行っても中世が共存しているような感じがするのは観光地を巡っているからなのだろうか?否、ドイツ自体が保守的で頑固なのだろう。過去を大切にして、自然を大切にしていると思う。原発問題にしてもその姿勢は自然保護なのだろう。「緑の党」などが活躍しているのもそんな理由なのかも知れない。夕方、真っ青な空に飛行機雲があっちからもこっちからも飛び交い、航空機のラッシュアワーのような空の状態だった。ヨーロッパの中央に位置するドイツならではの光景なのかもしれなかった。日曜で道路がすいていると思っていたら、アウトバーンが大渋滞。工事の影響もあったかもしれないが、自然渋滞だと思う。約1時間ロスした。日曜日の好天に誘われて家族連れが繰り出したに違いない。

10月17日(月曜日) 第7日目
フランクフルトから「ローデンブルグ」「ハイデルベルク」と南部ドイツの都市を回る。どこも中性の面影を色濃く残す街だ。ハイデンブルグは京都と同じで戦争中空襲を受けなかった都市だという。従って歴史が生き残っていた。さてトイレのお話しをする。我々日本人は兎に角すぐにトイレに行かなければならない人種のようで、ほぼ1時間半から2時間置きに「トイレ休憩」をする。アウトバーンの場合は休憩所で70セント支払い50セントの金券を貰いトイレを使用する。その金券はそのチェーン店ならばどこでも使える。さて私もお金に困っているわけではないが、冒険で休憩所近くの藪の中に入って無料でしてみた。「Nature calls me」というわけだ。その後、老夫婦がやってきた。観ていると茂みの途中の道路で男性が「立ちしょん」をすると、女性が更にその奥の道へと進み姿が見えなくなった。すると男性は道路の入り口付近に仁王立ちになってガードしているではないか。これで読めましたね、彼の役割が。ドイツを含めてヨーロッパは自転車天国だ。ハイデルベルクは世界最古の大学がある街だから尚更学生の移動手段は自転車となるようだ。さて、今回の旅行で不思議だったのが、航空機の24時間前の座席蘭?ァだ。帰りの便の座席蘭矍蜃?Xがやるとはいったいどうなっているのだろうか?旅行会社も航空会社も手抜きが過ぎないか?今、シェラトンホテルの部屋でインターネットに1時間当たり6ユーロで接続してみたが、全く遅くてとしてANAのホームページは「待機中」となり、動かなかった。こんなにインターネット環境がそれも一流ホテルで悪いとは信じられない。昨晩からフランクフルトの「シェラトン・コングレス」というホテルに3連泊なのだが、ここのサービスは決してよくない。どうなっているのか?ポーターもいないし、食事の部屋も狭い部屋の狭い座席に押し込まれた。グループツアー客を大量に取り過ぎているのではなかろうか?それがサービス低下の一因であろう。中国人客もたくさんいる。勿論ヨーロッパ人客も日本人客もいるのだが。

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