「朝焼け」

「J  REPORT 2016 10月第1週」
「リタイアメント・ノート 8年3ヶ月目」
「VOL。970号 SINCE AUG.12th、1983」
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「朝焼け」
今年の夏は本当に変な気候だった。私の周囲でも私自身も大変な夏だった。8月2日に妻が右「けんこう骨」を骨折し、入院手術、やっと退院したのが8月26日。翌日から娘の自宅近くの施設にリハビリを兼ねて3ヶ月の長期療養に入った。その前に私は7月26日に「下肢静脈瘤」の手術をした。従って、8月から今まで「愛犬もも」との二人だけの生活となった。朝の1時間の散歩は私が行っていたので、これは問題ないのだが、夕方の散歩と餌やりのために日中外出していても、必ず夕方までには戻ってこないとならず、大変な状態だ。これがいつまで続くやら全く見通しが立たない。だから旅行に行くとなると愛犬は次男のところに預けないとならない。そんなある朝、本当に久し振りに太陽が出て来たようだ。朝焼けを見るのも一月振りかな?(写真:朝焼け)

「ヴェネツィア・ルネッサンスの巨匠たち」
「国立新美術館」で開催中の「ヴェネツィア・ルネッサンスの巨匠たち」という絵画展に行って来た。「アカデミア美術館所蔵の絵画だ。(写真:1)

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(写真:2)
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14世紀から18世紀までの絵画60点が公開されていたが、当時のヴェネツィアはイタリアの都市国家としては一番繁栄していた都市だっただけに、素晴らしい絵画が集められていたことが分かる。「ジョバンニ・ベッリーニ」「クリヴェッリ」「ティツィアーノ」「ティントレット」「ヴェロネーゼ」等々の名だたる巨匠たちの傑作が集まっていた。宗教画が中心だが、やはり素晴らしいのは「テゥツィアーノ・ヴェツェッリオ」の「受胎告知」だろう。縦5m以上、横2m以上の巨大なもので、「サン・サルバドール聖堂」にあるものだ。告知を告げに来た大天使を見た瞬間の聖母マリアらが描かれている。これには感動した。(写真:3点の真ん中の絵)
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左側は、「ヤコボ・ティントレット」の「聖母被昇天」だ。(写真:左側の絵)
右側下段は、「パオロ・ヴェロネーゼ」の「レパントの海戦の寓意」だ。(写真:右側下段)
有名なレパントの海戦はヴェネツィアやローマ、スペインのキリスト教国連合軍とオスマントルコ軍との海戦だ。この戦いに勝利した記念の作品だ。3点右側上段は、「ベルナルディーノ・リチーニオ」の「バルツォ帽をかぶった女性の肖像」だ。(写真:右側上段)
会場入口に掲げられていた絵画は「ジョヴァンニ・ベッリーニ」の「聖母子(赤い智天使の聖母)」だ。実に美しい絵だった。(写真:聖母子)
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10月10日までだから是非ご覧になられたし。ヴェネツィアには何度も訪れているが、こういった美術画を観た事がなかったので、本当によかったと思っている。