「入院と手術」

「入院と手術」
妻をショートステイに送り届けてから聖路加国際病院に向かい入院した。部屋番号は473号室。勿論一人部屋、一泊3万円(税別)だ。最初の手術が終わっての二番目が私の番だと言う。前の手術がいつ終わるか分からないとのことで部屋での待機となった。9時に入院手続きしてから約6時間経過。3時45分から手術室に入ることになった。まず脊髄に麻酔を打つのだが、なかなか決らない。10分もしただろうか、漸く下半身が麻痺し始めた。酸素マスクと共に麻酔ガスが出てきたのか、気を失う。その前に下半身の不要な毛を刈られる。ふと気がつくと手術は終わっていた。看護師に時間を聞くと5時30分だという。手術時間は約1時間だったそうだ。手術の内容は「下肢静脈瘤切除」だ。足の静脈の所々に瘤上のものが出来ていて血流が悪くなっていた。そのための手術だが、足の付け根から足首までの間にある瘤のある静脈を何箇所か切れ目を入れて、静脈を取り出す?引っ張り出す?というものなのだという。徐々に麻酔が切れるに連れて痛みが増す。午後10時までは水も飲ませてくれない。都合18時間も断水状態だった。痛み止めの点滴を頼む。やがて10時になり、簡単な食事と水分補給があった。そして眠れない夜を過ごす。安静状態のままでうとうとと夜を過ごす。やがて朝5時過ぎ、足を被う空気のパイプで下から順次圧迫される機械に繋がれた。(写真:機械に繋がれた私の足)聖路加・朝の運動
血行をよくするらしい。そして回診、医師は本日退院で了解してくれた。見ると傷はそれぞれ4箇所あった。(写真:術後の足)聖路加足の傷
医師の消毒後、退院が11時に決められた。まだ傷口は痛いが、我慢できないほどではない。日常生活ではフィットした腿の上まである薄手のストッキングを履くように指示された。漸く歩いてトイレに行けた。ほっとした。夜中にオナラが出そうになり、合わせて中身も出そうで我慢していたら腹痛を起こしてしまった。おまるをあてがわれてオナラをし、すっきりした。午前11時過ぎ、精算して退院完了。早速次男の家に預けてあった愛犬を引き取りにいく。まだ歩くのにぎこちなさと痛みが残っているが、軽い運動は進められているのでウォーキングは続けるつもりだ。お恥ずかしい手術でした。これでどうなるというのではないのだが、足の形がすっきりとしました。
「スリム・フィット・ストッキング」を履いていたが、きつくて逆に足が痛くなったので已む無く中止した。まだ腫れが引かない。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?84」
両国の「江戸東京博物館」の常設展で「掘り出されて江戸の町」というコーナーがあった。ご存知江戸は徳川家康が入府した時は、今の日比谷辺りは海辺だった。(写真:徳川家康像)

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そこで町を造るために埋め立てを行った。駿河台などの台地を崩して日比谷の海を埋めた。その埋立地が掘り出されていて地層が分かるようになっていた。(写真:掘り出された江戸の町)
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そこにはまず松の杭を海に打つ。打ち込んだ松杭の上部には竹を割ったものを横に敷く。縦が松杭、横が割り竹の壁が出来る。その内側、即ち陸側に土砂を入れて埋め立てたのだった。(写真:地層図)
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こうした工法で江戸の町は徐々に徐々に拡大していったのだったという。