「大妖怪展」

「大妖怪展」
今、話題の「大妖怪展」に行ってきた。場所は両国の「江戸東京博物館」。(写真:大妖怪展1)

OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

(写真:大妖怪展2)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

混雑しているかと思ったら、それほどでもなかった。それにしても日本人の感性は凄いというしかない。最初にあるのが、「葛飾北斎」作「天狗図」だ。(写真:天狗図)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これは本当に素晴らしい絵だ。天狗が空を舞い、銀杏の葉を団扇にしている。凄い想像力だ。本物をお見せできないのが残念だ。次が「駒井源き」作「銀灯籠を持つ骸骨」と、「北斎」作「百物語っこはだ小平二」、「鳥山意思蕪」作「画図百鬼夜行」。(写真:骸骨他)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

これらは江戸後期の作品だ。「百物語」は皆で次々と怖いお話しを100話するというもの。江戸時代に流行ったそうだ。極め付きは「国宝・辟邪絵・神虫」(へきじゃえ・しんちゅう)、12世紀のものだという。地獄にうごめくもののけだ。この神虫は鬼を退治して食べているのだという。(写真:神虫)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

重要文化財の「土蜘蛛草紙絵巻」は南北朝14世紀のものだという。源のなにがしが土蜘蛛を退治しているものだ。(写真:土蜘蛛)
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それ以外にも本当に素晴らしいとしかいいようのない作品ばかりが展示されている。極東の果にこんな文化が開花していたことを多分西洋人は驚きしか感じられなかったのではなかろうか?天国と地獄を表したものを多数あったが、一度ご覧あれ。お薦めします。