「村上」

「村上」
初めて降りた村上駅から歩いて「おしゃぎり会館」に向う途中の学校の校庭にある「ブランコ」。ブランコは全て巻き上げられていたのに驚く。聞くと雪が降ると埋まってしまうため、このようにブランコは冬中巻き上げられているという。雪国ならではの話しだ。(写真:ブランコ)

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そういえば青森駅で駐輪場にたくさんの自転車があったが、完全に雪に埋もれていたが、自転車は冬場は使わないということなのだろうか。「おしゃぎり」とは祭りに曳き回される山車を村上ではこう呼ぶ。会館には常に3台のおしゃぎりが飾られていた。(写真:おしゃぎり)
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知らなかったが村上は「塩鮭」の本場の一つだということだった。江戸時代、藩の財政立て直しのために始めたものらしいが、非常に高いものらしい。製造先を訪れた。部屋の天井からたくさんの鮭が吊るされていた。腹を開けて内臓を取り出し、そして塩を振って、寒風にさらして干すのだそうだが、色々と知恵があるのだろう。さて村上では8万匹の稚魚を放つという。川に戻ってくるのが0.3%というから貴重だ。今年は5千匹の鮭が遡上してきて捕獲されたという。1匹1万円以上に鮭だが、味見したが実に美味しかった。でも高いので買わなかったが。(写真:吊るされた鮭)
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村上の人口は約6万人だが、年間1000人づつ毎年人口が減少しているという。日本海側を含めた日本の田舎の問題を間違いなく示している典型的な都市の一つが村上でした。

「2016 私の勝手な映画批評シリーズ」  2015年には映画は222本観ました。
映画「ブラック・スキャンダル」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年15作品目)
1980年代のボストン。兄ジミーは所謂ギャング、金儲けならば何でもやる。弟は有名な上院議員。彼らと同じ南ボストン出身のFBIの男。3人は幼馴染だった。FBIはボストンを牛耳っているイタリア・マフィアを潰すために兄のジミーから情報を得ようとする。毒を制するに毒を持ってという作戦だった。ジミーは裏切り者は必ず始末した。ということでまあ映画を観てください。ジョニー・デップの演技力で4つ星にした。

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映画「俳優、亀岡拓次」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★★(今年16作品目)
寅さんの復活を観たみたいだった。この映画は本当に面白い。喜劇の原点のようだ。監督「横浜聡子」、主演「安田顕」となじみが薄い人たちだが、本当に笑い転げた。シリーズ化してもいい映画だった。
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映画「サウルの息子」(HTC有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★★(今年17作品目)
ポーランド、アウシュビッツ収容所。ユダヤ人の死体を始末する同じユダヤ人の別グループがいた。彼らも3ヵ月後には殺される運命にあった。そこで少年の死体を見つけたのは死体処理班の一人だった。それは息子の遺体だった。彼は息子をユダヤ教に基づいて正式に葬儀し埋葬したかった。そこで取った行動とは?本当に凄い映画だった。実際に私はアウシュビッツに行った経験があるので、その遺体の処理に関わる人たちの思いが鋭く胸に刺さった。「カンヌ映画祭グランプリ」受賞の作品でした。一見の価値有り。
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映画「エージェント・ウルトラ」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年18作品目)
CIAが人工的に最強のエージェントを作り出した。しかし内部で意見対立があり、そのエージェントを殺そうとする。だが彼は強かった。次々と襲い掛かる敵を殺すのでした。
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映画「ドリームホーム」(UC豊洲にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年19作品目)
アメリカの光と闇を描く。家を買ったものの実は借金漬け。そこで経済が悪化すれば返済不能となる。男は子供と母親の3人暮らし。買った家を追い出される。そこで逆に不動産会社の社員となり、大儲けして新しい家を買う。この話しは1%の人が99%の人より多い財産を持っているというアメリカのお話し。まあ新しい家も欲しいですがね。アメリカの現実でした。
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日経新聞1月29日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「俳優 亀岡拓次」が5つ星、「ニューヨーク 眺めのいい部屋売ります」が3つ星、「ブラック・スキャンダル」が3つ星、「ドリームホーム」が3つ星、「残エ」が2つ星、「ビハインド・ザ・コーヴ」が3つ星、「ロイヤル・コンセルトヘボウ」が4つ星でした。

「私の去年2016年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「俳優、亀岡拓次」「サウルの息子」

今年の★★★★は、「はなちゃんのみそ汁」「ブリッジ・オブ・スパイ」「最愛の子」「ザ・ウォーク」「ブラック・スキャンダル」

「2016 旅の記憶シリーズ」
国内は1月の北東北「角館、秋田市内(秋田)」、「三内丸山遺跡(青森)」、「あつみ温泉、酒田(山形)」、「村上、新潟市内、瓢湖、燕三条、弥彦(新潟)」へ旅しました。

「2016 本の記憶シリーズ」
「火縄の寺」(鈴木 英治 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年15冊目)「無言殺剣」シリーズ第2弾

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「大岡忠相」(竜門 冬二 著)集英社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★★(今年16冊目)
副題「江殿改革力、吉宗とその時代」 この本は歴史好きには絶対にお薦めです。
八代将軍「吉宗」が行った改革で主なものが幾つかあるが、その一つが「大岡忠相」の江戸町奉行への抜擢だ。将軍になって翌年直ぐに彼を普請奉行から町奉行に抜擢した。そして江戸の治安だけでなく、関東地方の米の増産も請け負わせたのだ。本来ならば勘定奉行が行うべき関東の直轄地の増産を江戸町奉行が行うというのだから、反発も当然出た。何故、吉宗は大岡を抜擢したのか?実はまだ吉宗が紀州藩主時代に、当時伊勢山田奉行だった大岡と会っていた。その時大岡の公平公正さを知ったという。大岡は米の増産に対して民間人の力を借りて成功させた。
2番目の改革はそれまで幕政を握っていた二人「新井白石」と「間部詮房」を彼らが出した辞表願いを拒否し罷免したことだ。二人は幼い将軍の後見役として幕政を牛耳っていたが、一挙に葬り去られた。
3番目は「目安箱」の創設だ。将軍が直接庶民の声を聞くというもの。
4番目は「御庭番」の創設だ。紀州から連れて来た家臣を御家人に格下げして隠密的役割を振り当てた。
まあ是非お読み下さい。絶対に面白いですよ。数々のエピソードが綴られています。
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「孤影の太刀」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年17冊目)
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「女がさむらい」(風野 真知雄 著)角川文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年18冊目)
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