「早くも桜が」

「江戸城の屏風絵」
屏風絵は両国の「江戸東京博物館」常設展にあるものだが、江戸城の「天守閣」が描かれている。従ってこの屏風絵は江戸時代初期の江戸の町を描いていることが分かる。賑わいは「日本橋の魚河岸」が描かれているからだ。(写真:屏風絵)

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この時代、「一日千両」と呼ばれたのは、「魚河岸」、「歌舞伎」、そして「吉原」の3箇所だったという。それほど魚河岸は繁盛していたということだ。恐らく世界一の大都市「江戸」の食を支えた世界最大の市場だったのだろう。一日に千両も売り上げがあった業種がこれらの3業種だったということだ。

「早くも桜が」
両国の江戸東京博物館の庭に毎年早咲きする桜があるのだが、今年は1月中旬なのに一分咲き程度だが、桜の花が咲いていた。いくらなんでも早過ぎるだろう。(写真:早咲きの桜)

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そうしたら突然の雪が降ってきた。あっという間に真っ白になってしまった。(写真:両国国技館の屋根の雪)
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でもその雪で一番困ったのは翌朝の通勤客だったようだ。至る所の鉄道が間引き運転をしたためにホームに人が溢れ入場制限となり、大混乱に陥ってしまった。都会の弱点を垣間見た出来事だった。

「2016 私の勝手な映画批評シリーズ」  2015年には映画は222本観ました。
映画「はなちゃんのみそ汁」(HT有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年6作品目)
乳がんの術後の放射線治療を始めた女性。副作用として妊娠できない可能性が高いのだが、それでも夫となる男性は結婚を申し込む。運よく妊娠し出産する。そして4歳になった娘「はな」に彼女は自分のみそ汁の味と作り方を教える。やがてガンは全身に転移してしまう。映画館ではすすり泣きの声が聞こえた。

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映画「ブリッジ・オブ・スパイ」(TCスカラ座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年7作品目)
冷戦時代にアメリカで逮捕されたソ連のスパイとU-2スパイ機が撃墜されパイロットが逮捕された事件を解決すべく、一人の民間弁護士がスパイ交換の取引にベルリンを訪れる。緊迫の交渉劇、更に無実のアメリカの大学生も東ドイツに逮捕され、弁護士は2:1の交換を要求。その捕虜交換場所が橋の上だった。

映画「シーズンズ 2万年の地球旅行」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年8作品目)
2万年前の地球は氷河期のピーク。その厳しい環境を生き抜くために進化した動物たち。勿論人類も含まれた。そして1万年前から氷河期が終了し暖かい地球となる。そこは森に多い尽くされた世界だった。そして現代に。地球は人間により破壊されようとしていた。そんな地球の変化の中で生きる動物や昆虫を実写している。美しい映画でした。

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映画「パディントン」(TCみゆき座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年9作品目)
南米ペルーからやってきた熊がロンドンで大活躍?まあ、大人が観ても子供が観ても楽しい。テーマは家族。
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映画「白鯨との闘い」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年10作品目)
19世紀初頭、アメリカ東部海岸から出向した捕鯨船が、南大西洋から太平洋へ、そして赤道直下で鯨の群れを発見し捕鯨を始めるが、そこへ白い巨大な長さ約30mの鯨が船に襲い掛かり、沈没させられ、小舟3艘に移った乗組員たちが90日の漂流をするというお話し。果たしてそこでは何が起きたのか?
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映画「の・ようなもののもの」(TOEI銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年11作品目)
ある落語家一門が亡き師匠の13回忌を行うのに伴い、スポンサーの要請により、行方知れずになっている一人の弟子を探し出し、高座に復帰させようとするコメディー。
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映画「最愛の子」(シネスィッチ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年12作品目)
中国シンセンで3歳の男の子が誘拐された。中国ではよく起こる事件だ。父親と離婚した母は息子を探す。ネットで懸賞金まで付ける。それを狙う詐欺師や偽情報が寄せられる。3年後、新しい情報があり、田舎で息子を見つけるが、息子は産みの親を忘れていて、育ての母から離れようとしない。考えさせられる問題だ。中国では当たり前に行われている誘拐や人身売買を取り上げた作品。

日経新聞1月22日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「サウルの息子」が4つ星、「ザ・ウォーク」が4つ星、「愛しき人生のつくりかた」が4つ星、「メモリーズ 追憶の剣」が3つ星、「ビューティー・インサイド」が3つ星、「信長協奏曲」が2つ星、「LIVE!LIVE!SING!」が3つ星でした。

「私の去年2016年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、

今年の★★★★は、「はなちゃんのみそ汁」「ブリッジ・オブ・スパイ」「最愛の子」

「2016 旅の記憶シリーズ」

「2016 本の記憶シリーズ」
2015年は本を276冊読みました。

「典雅の闇」(上田 秀人 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年10冊目)「御広敷用人大奥記録」シリーズ第9弾

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「九尾の狐」(井川 香四郎 著)徳間時代文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年11冊目)「もんなか紋三捕物帖」シリーズ第5弾
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「人生胸算用」(稲葉 稔 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年12冊目)
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「盗賊狩り」(藤井 邦夫 著)双葉文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年13冊目)「日溜り勘兵衛極意帖」シリーズ第6弾
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