「手前勝手世界食物語、第388号」
「横浜中華街」
学生時代のフットボール部の集まりがあり、久し振りに中華街を訪れた。年間2千5百万人以上の人を集めるここ横浜中華街は日本で最大、東アジア最大の中華街だ。(写真:善隣門)
最近の傾向は2000円以下での食べ放題のようだ。生憎の雨、残念ながら人出は少ない。(写真:メインストリート)
いつも行くのは「海員閣」。この店は今日は混んでおらず、列もなかった。土日は物凄く混む。行列は当たり前の人気店だ。しかし不思議なのだが、店のファサードは全く飾り気がなく、古い時計が並んでいるのだ。不可思議だ?料理は味もいいし、量が多い。本当は7-8人で丸テーブルを囲んで食べるのが一番いい。必ず食べてもらいたいのが「車海老の辛煮」(@時価=大体3000円前後)と「自家製シュウマイ」と「牛バラ煮込み」だ。その他お薦めはちょっと高いが「鮑のうま煮」だ。これも抜群の味だ。間違っても麺類を食べないこと。食べると料理がお腹に入らなくなるからだ。量が多いので注文し過ぎないことも頭に入れていて欲しい。(写真:海員閣)
海員閣は「香港路」にある。メインストリートを右に曲がる細い筋だ。小さな店が沢山ある。メインストリートには大きな店が立ち並ぶが、香港路には小さな店ばかりだ。父とよく行った「保昌」もこの筋にある。父も私も浜っ子だし、父は地元の「横浜商業」所謂「Y校」出身者だから、中華街のことはよく知っていて、最も頻繁に通ったのが「保昌」だった。(写真:香港路)
縁起担ぎの中国人がどこでも必ず祀ってあるのが「関帝廟」だ。三国志で有名な「関羽」を祀っている廟だ。「商売繁盛」の神様として敬われている。劉備に仕えたが敵味方から信頼され敬愛された武将だ。(写真:関帝廟)
今回は「大新園」という関帝廟通りの店での会食だった。
今、よく付き合っているのは、大学や高校、中学の仲間達、そして社会人になってからの付き合いの方たちだが、やはり昔の仲間が一番だ。何だか頻繁にそういった会合があるが、それがまた楽しい。以上、そろそろ冬になろうとしている東京から勢古口がお送りしました。