「長寿韓酒坊」

「手前勝手世界食物語、第387号」
「長寿韓酒房」
今週は「鮨 まねき」と「もつ鍋 七山」で豪華に食べたから、ちょっと栄養過多かもしれない。しかし今月末の「忘年会」の幹事なので予約のために銀座4丁目の韓国料理店「長寿韓酒房」を訪れた。頼んだのは「海老リチ」風の海老と玉葱の炒め物。メインは「サムギョプサル」、厚い豚肉の焼き物。最後は「海鮮ちぢみ」とした。この店、場所が銀座通りからは離れているので人が来ないかと言えば、そうでもなく、満席のこともある。結構広い店で30人は入れるから、満席になると店の人は大忙し。何しろアルバイトの女の子が一人で後は男性が1名の2名体制でオーダーを取り、配禅し、飲み物を配りと大変なのだ。まあ忘年会シーズンだと臨時のアルバイトを入れるのだろうが、最近の人手不足でこういった業種は本当に苦難の道を歩んでいるようだ。人がしたくない仕事をやる人はやはり少ないから、需給バランスが完全に崩れているのは間違いない。(写真左:海老チリ、写真中:サムギョプラル、写真右:海鮮チヂミ)

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「はしごのだんだん麺」
本当に久し振りに「はしご」へ行った。日本語では「担担麺」と書いて「たんたんめん」と読むが、この店では「だんだんめん」と呼ぶ。中国語の発音だそうだが、本当かどうかは知らない。もう20年近く通っている店で、都内に少なくとも3店舗ある。銀座西5丁目の店と銀座8丁目、そして八丁堀だ。他にもあるかも知れないが、担担麺の専門店だ。何回か紹介したことがあるが、私は東京で一番美味しい担担麺の店だと思っている。久し振りに担担麺の大辛を頼む。辛さには中辛と大辛がある。その他具材も「ザーサイ」や「太肉」、「排骨」、「鶏スイ」等々が入ったのがあるが、私はいつも普通の担担麺の大辛を頼む。それに更にラー油をたっぷりかけ、追加でお酢を入れる。こうすると辛さにさっぱり感が増し、担担麺をより一層楽しめると思っている。細い麺に小さなチャーシューと野菜が少しだけ入っているシンプルなものだ。初めて食べた時は中辛を食べたのだが、それでも物凄く辛く感じたが、今では慣れてしまって辛さを増さないと食べられないようになった。南の暑い国や北の寒い国でも辛いものが好まれるが、人間は辛さも慣れなのだろう。小さい頃から食べていれば辛さもなんということもないのだろう。汗を吹き吹き食べる担担麺はここに勝るものはない。(写真:はしごの担担麺)
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以上、勢古口が東京からお送りしました。