「唐津へ」
テレビで唐津で「おくんち」の祭りをやっているというのを知ったので最終日の半日を使って佐賀県の唐津市に行った。博多駅から地下鉄とJRを乗り継いで約1時間半で唐津に着く。天気はいいし、大変な人出だ。駅前から市役所に掛けての道に群集が集まっていて、目の前を山車が曳き回されていく。魚だったり鳥だったり冑だったりと色々ある。(写真左、中、右)
山車の上には人も乗り、狭い道を沢山の人たちが曳き、「えんや、えんや」と掛け声をかけて意外な速さで進む。(写真左、中、右)
迫力ある動きだ。(写真左、中、右)
唐津市の市民総出で祭りを楽しんでいるようだ。(写真左) 帰りの電車の中から「唐津城」を望む。(写真右)
江戸時代ここの領主だった「水野なにがし」が、譜代大名の最終ゴールである「老中」を目指すために、江戸から遠い九州ではなく、遠州は浜松に転封を願った。唐津は実際の石高よりも実り多いし海の恵みを多いのをわざわざ禄高を減らして浜松に移ったという。家来は反対したらしいが殿様の強い意志で浜松に移った。その後希望通り老中になれたというが、今で言う総理大臣を目指したようなものだ。家来の苦労よりも自らの立身出世を願ったことは競争社会では当たり前のことなのだろう。