「T君宅にて」

「T君と」

「T君宅にて」
9月には引越しするというT君の自宅で奥さまの手料理を食べたが、その際奥さま「レイジー」さんが撮ってくれたT君と私の写真だ。この食堂の隣にリビングがあるのだが、そこには立派な暖炉があった。羨ましい限りだったが、聞くと暖炉は熱が上に逃げ、燃料効率が悪いので殆ど使っていないとのことだった。私などは暖炉のある家は理想なのだが、現実は色々と大変なようだ。因みに医療保険のことを聞いて見たら、ボーイング時代は会社が全て面倒を見てくれたので医療費は殆ど自己負担はなかったようだが、退職後はやはり医療保険に入っているという。「オバマ・ケア」はどのようにアメリカ国民に貢献しているのだろうか?それにしてもこれだけの高水準の生活が出来るアメリカは流石に素晴らしい国だと再認識させられた。因みにT君の新しい家は、普通リタイアすると「ダウンサイジング」するらしいが、逆に大きな家になっているという。先行投資とのことで納得した。奥さまに昨日新しい家を観に行ってきましたというと、跨関節の手術をしたので、ワンフロアに全てを集中してもらい、動き易くしたとのこと(上下はエレベーター)。私も膝に人工関節を入れているというと同病相哀れみかな?T君はもう50年近く英語だけの世界で生きている。勿論奥さまとも英語のみ。本当にアメリカ人になっていたT君でした。

「2015 私の勝手な映画批評シリーズ」
映画「ジェラシック・ワールド」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年126作目)
ハイブリッド化されDNAを操作された新種のダイナソーが開発されたが、それは開発者の想像を超えた能力を持っていて人間を襲ってきた。果たして2万人も島にいる観客は大丈夫なのか?面白かったです。

映画「彼は秘密の女ともだち」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年127作目)
フランス映画らしいエスプリの効いた映画だった。少女時代からの親友が夫と生後半年の娘を残して急逝してしまう。そんな友人家族を救おうとすると、亡くなった友人の夫が突然女装に目覚めるというお話し。男と女装の間を彷徨う姿が不思議だった。

映画「ミッション・インパセブル ローグネーション」(TC日劇にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年128作目)
文句なしに手に汗握る展開で面白い。

映画「ビッグ・ゲーム 大統領と少年ハンター」(丸の内ピカデリーにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年129作目)
アメリカ大統領の乗る「エアフォースワン」がフィンランド上空で撃墜される。緊急脱出装置で地上に降りた大統領、そこはテロリストと深い森林だけがあった。一人の少年が大人になる儀式で森にいた。大統領の味方は少年のみ。果たして大統領は救われるのだろうか?

映画「筑波海軍航空隊」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★★(今年130作目)
昭和19年10月、戦況思わしくなく、遂に20歳以上の文科系大学生が招集された。所謂学徒動員である。その数10万人、内海軍に志願したもの1万5千人。その中から適性検査を通過したものが各地の航空隊に配属され、通常2年で行う訓練を4ヶ月で終了させ、特攻として南の空に散っていった。筑波に集められた若者の姿と生き延びた人たちの証言を追う。涙なくして観られませんでした。彼らの遺書に我々の命で今後の講和交渉が少しでも有利になれば幸いとの言葉。母校のOBの一人は家門と母校の名誉を傷付けることない死に方をするとの言葉。胸を打たれた。

映画「ふたつの名前を持つ少年」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年131作目)
ドイツ軍占領下のポーランドでユダヤ人の少年が逃げ惑う姿を描く。彼は父からポーランド人の名前を名乗れといわれ、キリスト教徒のようにするのだが、執拗なドイツ軍から果たして逃れられるのか?

映画「奇跡の2000マイル」(有楽町スバル座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年132作目)
オーストラリア大陸を東から西へ、らくだ4匹と犬一匹で若い女性が横断した事実を基にした映画でした。荒野、砂漠、道なき道を行く勇気ある感動の旅でした。

映画「チャップリンからの贈りもの」(シネスイッチ銀座にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年133作目)
著名な喜劇役者でもあったチャールズ・チャップリンがスイスで亡くなった。貧乏に苦しむ二人の男がその遺体を盗み、身代金?を要求するという事実に基づくお話し。中々面白かった。喜劇かな?

映画「この国の空」(銀座TOEIにて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年134作目)
昭和20年の春、東京は杉並に住む母と娘。そこに母の姉が横浜から焼け出されてやってくる。隣には銀行員の徴兵検査丙種の男性がいる。そこで起きる終戦までの出来事を描く。

映画「かけがえのない人」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年135作目)
高校時代に愛し合っていた二人は色々な事情があって結局別れた。21年後、恩人の遺言で二人は再会する。再び燃え上がる愛。しかしその先に待っていたのは運命なのか、それとも偶然なのか。愛と現実の厳しさを痛感させられた。理想の愛は希だ。

映画「アット ホーム」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて)私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年136作目)
複雑な事情を抱えた5人が全く血が繋がっていないにも拘らず家族を構成する。父親役は空き巣泥棒、母親役は詐欺師、兄役は偽造犯、姉役は万引きと犯罪一家なのだ。だがそれぞれの事情はあるものの一つの家族になろうとする辺りが心に響く。中々面白い。

日経新聞8月14日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「この国の空」が4つ星、「日本のいちばん長い日」が3つ星、「あの日のように抱きしめて」が3つ星、「ふたつの名前を持つ少年」が3つ星、「レッドカーペット」が3つ星、「最後の1本」が3つ星、「ドレッシングアップ」が3つ星でした。
日経新聞8月21日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「夏をゆく人々」が5つ星、「ナイトローラー」が4つ星、「かけがいのない人」が3つ星、「クーキー」が3つ星、「東京PRウーマン」が3つ星、「AT HOME」が3つ星、「向日葵の丘 1983年・夏」が2つ星でした。
日経新聞8月28日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価によれば、「わたしに会うまでの1600キロ」が4つ星、「僕たちの家に帰ろう」が3つ星、「ロマンス」が3つ星、「しあわせへのまわり道」が3つ星、「デッド2」が3つ星、「バレイボーイズ」が2つ星、「懲罰大陸★USA」が4つ星でした。

「私の去年2015年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!!
今年の★★★★★は、「ドラフト・デイ」「アメリカン・スナイパー」「博士と彼女のセオリー」「中島みゆき」「セッション」「ビリギャル」「あん」「人生スイッチ」「筑波海軍航空隊」
今年の★★★★は、「ゴーン・ガール」「トラッシュ」「スパイ・レジェンド」「アゲイン、28年目の甲子園」「おみおくりの作法」「ビッグ・アイズ」「KANO」「深夜食堂」「シェフ」「パリよ、永遠に」「ソロモンの偽証」「くちびるに歌を」「イミテーション・ゲーム」「バードマン」「ギリシャに消えた嘘」「龍三と七人の子分たち」「駆け込み女と駆け出し男」「靴職人と魔法のミシン」「海街ダイアリー」「マッドマックス、怒りのデスロード」「愛を積むひと」「アリスのままで」「雪の轍」「悪党に粛清を」「チャイルド44」「アベンジャーズ」「バケモノの子」「ラブ&マーシー」「ジェラシック・ワールド」「ミッション・インパセブル」

「2015 旅の記憶シリーズ」
2015年の国内旅行は、1月に福岡(博多)、大分(中津)、佐賀(武雄温泉)、岐阜(白川郷、)、富山(五箇山、氷見、高岡)、新潟(越後湯沢)、3月は長野(長野)、千葉(銚子)、5月は福岡(博多)、熊本(熊本)、佐賀(武雄温泉)、6月は不老不死温泉(青森)、弘前城(青森)、釜石(岩手)を訪れました。

2015年の海外旅行は、2月のアメリカ(ハワイ)、3月のウズベキスタン(61カ国目)、4月のメキシコ(62カ国目)、5月は2度目のバルカン半島(アルメニア、モンテネグロ、クロアチア、ボスニアヘルツゴビナ、スロベキア)、7月はブルガリア(63カ国目)ルーマニア(64カ国目)、8月はアメリカ西海岸でした。

「2015 歌舞伎観劇シリーズ」第1回目=2月大歌舞伎(歌舞伎座)、第2回目=4月大歌舞伎(歌舞伎座)

「2015 本の記憶シリーズ」
「妖計」(小杉 健治 著)双葉文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年180冊目)「蘭方医。宇津木新吾」シリーズ第3弾

「笑う鬼」(辻堂 魁 著)光文社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年181冊目)「読売屋天一郎」シリーズ第5弾

「なみだ縮緬」(中島 要 著)ハルキ文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年182冊目)「着物始末暦」シリーズ第5弾

「怒れ、孫六」(鳥羽 亮 著)双葉文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年183冊目)「なぐれ長屋の用心棒」シリーズ第34弾

「三人田の怪」(鈴木 英治 著)双葉文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年184冊目)「口入屋用心棒」シリーズ第32弾

「品川恋模様殺人事件」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年185冊目)「耳袋秘帖」シリーズ第18弾

「桜吹雪」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年186冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第3弾

「高砂や」(井川 香四郎 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年187冊目)「樽屋三四郎言上帳」シリーズ完結編

「守り神」(藤井 邦夫 著)文春文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年188冊目)「秋山久蔵御用控」シリーズ第24弾

「狐退治」(倉阪 鬼一郎 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年189冊目)

「悲恋の太刀」(上田 秀人 著)徳間文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年190冊目)「織江緋之介見参」シリーズ第1弾

「天国までの百マイル」(浅田 次郎 著)講談社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★★(今年191冊目)
これほど泣けた本は近年珍しい。重篤な心臓病を患う母を最後の切り札として千葉の田舎の病院の名医の許に運ぶのだが、そこに至るまでの人間の悲喜劇と優しさ、、現実の厳しさと温かさを限りなく描いてくれた。本当に面白かった。泣けた。

「往診」(上田 秀人 著)角川文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★(今年192冊目)「表御番医師診療禄」シリーズ第6弾

「江戸の茶碗」(中島 要 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J‘CRITICAL EYE)★★★★(今年193冊目)「まっくら長屋騒動記」