「K君宅のりす」

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「K君宅のリス」
LA郊外のK君の自宅には野鳥用の餌場が設けられていた。朝から色々な鳥たちがやってきて餌を啄ばんでいた。塀の上に一匹のリスがやってきて、餌の入った箱をじっと見詰めていた。餌場は細い鉄線の先にあるのだが、なんと見事にリスはその細い細い鉄線を登って行くではないか。驚きだ、そして巣箱の上に乗り、バランスを取っていたら、その内に巣の中に潜り込んで餌を食べ始めたではないか。ゆらゆら揺れる餌場の箱の中で必死に鳥の餌を食べているリス。K君によれば困ったリスだということだった。リスに餌を与えるつもりはないのだが、リスの方が上手なのだろうか?それにしても自然が一杯の場所だということだ。K君宅には3台の車がある。一台はレクサスの4300ccで13年も乗っているという。走行距離10万マイルだとか。ガレージにひっそりとダークグリーンのオープン型のクラッシックカーがあった。アメリカは車社会だから車は必需品だが、それにしても豪華なものだった。LAでの中国人の妊婦や中国高官の妾の話しも聞いたが、それにしても中国人はどこにでも住んでいる。世界中に住んでいることを改めて認識させられた。肝心なことを忘れていた。K君の家で歓迎してくれた「モースケ」を忘れていた。大型犬なのだが、人懐っこい犬で手を出すと舐めてくれた。大人しい躾の良い犬だった。