「今週の映画と本」
「ミッシング」(UC豊洲にて)私的評価★★★(今年38作目)
6歳の娘が失踪した。テレビはその後を追う。一方、母親はライブに出掛けていたとして育児放棄だと非難されるし、母親の弟はアリバイがないと犯人扱いされる。必死に娘を探す両親だが、ネットでの誹謗中傷は絶えない。合わせて偽情報が飛び交い夫婦は振り回される。そんな情報化社会で起きる悲劇。真実が必ずしも伝わるとは限らない社会の歪さを見せつけられる
「PS1 黄金の河」(HC有楽町にて)私的評価★★★(今年39作目)
1000年前に南インドにあった実在の王国を題材にした長編小説の映画。各地に王国があり覇権を争っていた時代。二人の王子と王宮内の美女たち、更に王座を狙う宮廷の人たちとの内紛を描く。踊りと歌はインド映画の定番だ。PS2に続く。
「ありふれた教室」(シネスイッチ銀座にて)私的評価★★★(今年40作目)
ドイツの7年生の普通のクラスの担任女性教師。この学校で起きる何者かによる窃盗事件。自身の財布も盗まれたがパソコンのカメラで犯人を特定し本人に詰め寄るとその同僚の女性教師は無罪を主張する。この事件は生徒にも影響を与え教師批判となる。移民問題や人種差別もあり、どこでも起こりそうな事件がどんどん深刻な事態になっていくという怖いお話し。
また、5月24日付け日経新聞夕刊「シネマ万華鏡」には、「関心領域」「湖の女たち」「若武者」「デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章」「バティモン5 望まれざる者」「倭文 旅するカジの木」「三日月とネコ」「帰ってきた あぶない刑事」が紹介されていました。
「2024年の映画で私が良いと思ったのは」
★★★★★=「哀れなるものたち」「ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人」「コット、はじまりの夏」「オッペンハイマー」
★★★★=「枯れ葉」「ゴールデンカムイ」「ダム・マネー ウォール街を狙え!」「ブルックリンでオペラ」「パスト ライブス/再会」「人間の境界」「無名」「鬼平犯科帳/血闘」「碁盤斬り」f
「私の2023年に観た映画は98本、星5つは
★★★★★=「ドリーム・ホース」「SHE SAID その名を暴け」「生きる LIVING」「パリタクシー」「クロース」「ふたりのマエストロ」「JFK/新証言 知られざる陰謀」
「2024 観劇シリーズ」 2023年の歌舞伎観劇は12度でした。
寿初春大歌舞伎昼の部「常辰歳歌舞伎」と「荒川十太夫」「狐狸狐狸ばなし」を観劇。
一月大歌舞伎「平家女護嶋」(新橋演舞場にて)を観劇。
猿若祭二月大歌舞伎、昼の部を歌舞伎座にて観劇。「新版歌祭文」、「釣女」、「籠釣瓶花街酔醒」の3題目。
三月大歌舞伎、昼の部「菅原伝授手習鑑」、「傾城道成寺」、「小浜御殿綱豊卿」を観劇。
四月大歌舞伎、夜の部「於染久松色読販」、「神田祭」、「四季」を観劇。久々の玉三郎でした。(写真:K四月)
團菊祭五月大歌舞伎、昼の部「鴛鴦襖恋睦」「極付番隨長兵衛」「毛抜」を観劇。(写真:K五月)
六月大歌舞伎、昼の部を観劇予定。(写真:K六月)
「2024年旅暦」
1月に蕎麦の旅で東北と信州に行きました。
7月に釧路に長期滞在を、8月には家族全員で壱岐の島へ旅する予定。通院の予定があるために、旅行は難しいですね。
海外には2月にハワイに行きました。次のハワイは9月の予定です。
「2023 本の記憶シリーズ」 2022年の読書数は、185冊でした。
「産医お信 なぞとき帖」(和田 はつ子 著)PHP文庫 私的批評眼★★★(今年70作目)
「薄闇の唄」(風野 真知雄 著)双葉文庫 私的批評眼★★★(今年71作目)「新・若さま同心 徳川竜之介」シリーズ第5話
「蒼瞳の騎士 上」(門田 泰明 著)祥伝社文庫 私的批評眼★★★(今年72作目)「浮世絵宗次日月抄」シリーズ