M9.0

「J REPORT 2011 3月第4週号」 「リタイアメント・ノート 2年9ヶ月目」 「VOL.672 SINCE AUG. 12th、1983」
「M9.0」
まずは被災者の方々にお見舞いと犠牲者の方々にはお悔やみを垂オ上げたい。地震直後、翌朝の私の自宅付近の状況だけで大したことはないと思っていたが、その後続々と入ってくるニュース映像などで恐ろしさに震えた。また原発の問題もあり、本当に地震と津波は恐ろしい。地震の名前を政府は「東北地方太平洋沖大地震」と呼んでいるようだが、NHKは「東北関東大震災」、新聞やその他マスコミ各社は「東日本巨大地震」ないし「東日本大震災」と言っている。どちらでもいいが、規模から考えると「東日本全体」を襲った悲劇と捉えるべきだろう。「マグニチュード9.0」というのは1000年に一度あるかないかの大地震であることは間違いない。さて13日の日曜日にスーパーに行ったら一部の商品棚が空っぽになっていたり、レジ待ちが1時間だったり、驚かされた。皆、買い物で米と食パン、お菓子、水等を買い求めていた。たまたまレジに並んだ時、私の後の女性と話しをしたら、その方は浦安からやって来たそうで地元のスーパーは開いていないので足を東京都内まで伸ばしてきたのだそうだ。マンションは水もガスも出ないのでホテルに泊まって風呂に入ったという。浦安のマンションの周りは液状化で泥の海になっており、道路は盛り上がって、がたがたになってしまったそうだ。それとガャ潟唐ェ買えないと言っていた。14日月曜日からは「計画停電」という聞き慣れない言葉も出たりして、東日本の経済活動はめちゃくちゃになってしまった。株価も沫獅オた。そう言っているうちに17日の木曜日からはスーパーの棚にも商品が戻ってきていたし、買い物客の列もなくなっていた。18日にはお米も並んでいた。食料品は豊富にあったから一安心だろう。
「狼少年」
津波の警報が出ても大半の人はこれまでは避難しなかった事実は隠せない。だから今回の大震災でも津波警報を信じた人は一体何人いるのか?また私自身がその場にいて本当に信じて逃げたのか?疑心暗鬼である。だが映像を見て、道を登る人の後から迫る津波、自宅の庭でスウェットのポエットに手を入れて歩き回る男性の向こうから押し寄せる津波、「逃げろ、逃げろ」という声にも拘らずゆっくり歩く人たち。これは何を示しているのだろうか?津波というのは100%訪れる訳ではない。だからほっとけというと今度本当に狼が出た時には逃れられない。だから自分自身で判断して逃げるかその場に止まるのか、正に自己責任だということだ。

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