映画

映画「八日目の蝉」(丸の内ピカデリーにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年66作目)
生後4ヶ月の女の子が誘拐された。犯人は夫の愛人だった。愛人は夫の子供を堕胎していた。そして愛人はその娘を自分の子供として育てながら逃亡生活をしていた。だが娘が4歳の時、偶然のことからそれが発覚した。そして20年後、娘は妻と子供のいる男性と付き合い、子供を宿した。なんともならない宿命の物語。今年前半の日本映画としては最高水準の映画だろう。お勧めです。

映画「太陽がいっぱい」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年67作目)
ご存知「アラン・ドロン」主演映画。アメリカ人の金持ちの男性、その愛人のフランス人、そしてアラン・ドロンの3人がイタリアでクルーザーで船旅をしている。愛人が怒って下船した後、金持ち男性を殺してしまうアラン・ドロン扮するトムという若者。海に死体を投げ捨て、殺した金持ち男性に扮して、まず船を売り、銀行から大金をおろす。だがローマで友人が訪れ、金持ちに化けていたことがばれてしまう。そこでまた殺人を犯し、犯人を既に死んでいる金持ちに擦り付ける。全てが完全犯罪として上手くいくはずだった。まさに地中海の太陽がいっぱいのお話しだった。

映画「孫文の義士団」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年68作目)
20世紀初頭の香港に、朝廷に逆らい革命を提唱している「孫文」が日本からやってくることになった。中国全土から13名の代浮ェ集まり、孫文との会議を行うという。清国朝廷は孫文殺害の命令を出す。香港でのたった1時間、孫文が会議中に孫文派の人たちは「影武者」を立てて暗殺を防止しようとするのだったが、壮絶な戦いが香港の街で繰り広げられた。孫文を題材にした「7人の侍」風映画でした。満席でした。

映画「阪急電車」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年69作目)
阪急今津線の一部、西宮北口駅から宝塚駅までの「片道15分の奇跡」を描くホームドラマ。8人に共通するのは阪急電車を利用するということ。そこに織り込まれた人間模様を「袖触れ合うも多少の縁」で解き明かしていく。ほっと心の温まる映画でした。
私はこの映画にも登場する西宮北口駅の次の駅「門戸厄神」駅に6年半住んでいたから、この辺りのことはよく知っている。阪神淡路大震災も目の当たりに見た。倒壊した家屋、今津線の上に落ちた高架道路と新幹線。今は隔世の感があるように復興した。以前お話した学生時代の愛読書の「悪太郎」の主人公は関西学院を退学になったという設定だった。甲東園の関学のキャンパスは綺麗だった。この沿線を今でも第三の故郷と思っている。

映画「戦火のナージャ」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年70作目)
第二次大戦下の・A邦。父親は嘗ての英雄であり元師団長の大佐だったが、政治犯として捕らえられていた。だがドイツ軍が侵攻してきて危うく収容所から脱出できたが、逆に一兵卒で赤軍兵士として参戦する。一方娘のナージャもドイツ軍に追われ、逃げ惑う中、父が生きているとの知らせを聞き、父を探すこととする。こうして二人は戦火の中、苦労に苦労を重ねる。スターリン批判、戦争批判に満ち溢れた映画だった。戦争の悲惨さを充分描いていた。

映画「キッヅ・オールライト」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年71作目)
同姓同士の婚姻が認められている「カリフォルニア州」ならではの話しなのだろうか?レズビアンの夫婦?家族にはそれぞれ18歳の娘と15歳の息子がいた。共に精子提供者の男性は一緒。子供たちは自分の本当の父親に会おうとする。そしてその結果、家族に訪れたものは、幸せ?不幸せ?なんとも現代的な映画でした。

編集余話:この大型連休中では近場の観光地が賑わったようだが、映画館の混雑具合も普通ではなかった。近くて安くて?簡単にということになれば、映画館はそのナンバーワンになっても可笑しくはない。どの劇場もほぼ満席状態で評判の良い映画は常に満席でした。

日経新聞5月6日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「キッズ・オールライト」が3つ星、「八日目の蝉」が4つ星、「アンノウン」が3つ星、「これでいいのだ!!映画★赤塚不二夫」が3つ星、「ミスター・ノーバディ」が3つ星、「マーラー 君に捧げるアダージュ」が3つ星、「昼間から呑む」が4つ星でした。

「シノプスシ123」(読書シリーズ123)
本「俠風(きゃんふう)むすめ」(河合和香著、)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年102冊目)
本「あだ惚れ」(河合和香著、)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年103冊目)
本「鬼振袖」(河合和香著、)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年104冊目)
本「浮世袋」(河合和香著、)小学館文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年105冊目)
「国芳一門浮世絵草子」シリーズ。第1作から第4作。
浮世絵師「歌川国芳」の娘「登鯉」(とり)とその弟子達が繰り広げる江戸下町の出来事を描く。絵描き、町奉行、吉原の花魁等が生き生きと描かれている。

本「幻魔斬り」(風野真知雄著、)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年106冊目)
「四じゅう郎化け物始末」シリーズ3作目。江戸でも有名な化け物退治の名人となった浪人「月村四じゅう郎」がまたまた活躍する。このシリーズはこれで終了だそうだが、新シリーズは現代に話しを変え、月村四じゅう郎の子孫が活躍するという。楽しみだ。この作者、人気シリーズの「妻は九の一」の作者でもある。

本「花御堂」(和田はつ子著、)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年107冊目)
「お医者同心 中原龍之介」シリーズ第5作目。探偵物だが、何かマンネリを感じてしまう作品だった。和田先生、筆が疲れましたか?

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