「大潮」

5月末から約1週間は「大潮」の時期だ。大潮があるということは、干潮時には海は退くということだ。豊洲運河をみると杭の根本まで潮が退いていて、通常は見えない「貝」なども露出している。だから東京湾の奥まったこの辺りでも満潮時と干潮時の差は1メートル以上にもなる。自然の力と言うか、月と地球のバランスの問題と言うか、やはり自然は凄い。そんな自然を相手にして自然の力を甘く見た結果が今回の大震災と原発事故だった訳だ。人間の想像力、嵐m迫ヘなどというものは実に頼りない。「想定外」という言葉が連発されたが、そもそも想定というのは人間の身勝手な創造であって、自然の大きさに改めて敬意を持つべきだったのだろう。我々が経験した事のないほどのことが現実に起きた訳だから、これ以上更にそれ以上のことが起きても不思議でもなんでもない。「ノアの箱舟」が史実であるかどうかは知らないが、それほど大きな自然災害が過去にあったとしてもなんら不思議ではない。だからこれからも自然に対して恐れ戦くだけでなく英知の限りを尽くして対抗し人類の発展に繋げなければならないだろう。

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