映画

映画「日輪の遺産」(角川シネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年150作目)
日本人として感動しました。原作は浅田次郎氏のもの。終戦直前の東京でマッカーサーの父親が隠した800億円の金塊を奪った日本軍が戦後の建て直しのために隠匿する命令が出され、その労働に12歳13歳の女学生20人が当てられた。近衛少佐や中尉、曹長らと共に教師と女学生が共に働く。そして8月15日を迎える。この映画必見です。

映画「ゴーストライター」(ヒューマントラストシネマ有楽町にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年151作目)
引退したイギリスの首相の自伝を書く役割、所謂「ゴーストライター」になった男。前任者はフェリーからの転落事故で死亡していた。だがその本当は、自殺か事故か、はたまた他殺か。これを彼は真剣になって取り組むことになったのだが、次々と不可思議なことが起こり、殺されそうになる。真実は何か?後半に卵zもつかない逆転劇が3つある。なかなか面白かった。満席でした。

映画「ベンハー」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年152作目)
副題は「イエス・キリストの話し」。こんな映画だったのかと改めて感動した。中学生の頃に何度も観たのだったが、もう殆ど忘れていた。10分間の休憩を含んで3時間45分の長丁場。前半はユダヤ人のベンハーが無実の罪で捕らえられ「ガレー船」の漕ぎ手となり、戦いの最中ローマ人の長官を助けたことでローマに凱旋し、そこで戦車競技の乗り手となり大活躍する。後半はユダヤに戻り、例の有名な戦車競技の場だ。随所にキリストが現れ最後はキリストの死を迎えるというもの。いや本当に素晴らしい迫力のある映画だった。エキストラの数のさることながら、お金を掛けに掛けた映画でした。

映画「神様のカルテ」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年153作目)
長野県松本市の民間病院の若き消火器内科の医師「栗原」とその妻、そして末期がん患者の老女との物語。生と死を医師としてどう見るかが描かれている。

映画「明日のパスタはアルデンテ」(銀座シネスウィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年154作目)
イタリアの田舎町のパスタ工場経営者の家族。弟はローマから帰省してきて家族に自分の秘密を打ち明けるという。兄に相談する弟、その内容は「自分がゲイ」だということだった。ところがディナーの最中話し出したのは兄のほうだった。「僕はゲイだ」と。驚きショックで心筋梗塞を起こした父親。さてどうなるのか?流石イタリア映画、お色気?もあり面白かった。

映画「ハウスメイド」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年155作目)
ャEルの超上流階級の家にハウスメイドとして勤めることになった若い女性。心優しく正にメイドにうってつけなのだが、少し抜けている。主人は大金持ちのぼんぼん育ち。メイドと関係をもってしまう。メイドは妊娠。そこから起きる出来事は恐ろしいことばかり。実に金持ちらしい家族でした。

日経新聞9月2日夕刊の「シネマ万華鏡」の評価は、「朱花の月」が4つ星、「パレルモ・シューティング」が4つ星、「あしたのパスタはアルデンテ」が3つ星、「くまのプーさん」が3つ星、「ライフ/いのちをつなぐ物語」が2つ星、「LIFE IN A DAY」が2つ星、「ホームランが聞こえた夏」が2つ星でした。

「シノプスシ140」
本「老博打打ち」(佐藤雅美著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年259冊目)「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ5作目
本「四両二分の女」(佐藤雅美著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年260冊目)「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ6作目
本「白い息」(佐藤雅美著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年261冊目)「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ7作目
本「向井帯刀の発心」(佐藤雅美著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年262冊目)「物書同心居眠り紋蔵」シリーズ8作目
本「一心斉不覚の筆禍」(佐藤雅美著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年263冊目)「物書同心眠り紋蔵」シリーズ9作目
この作家、初めて読んだが、実によく勉強している。江戸時代の事件及びその判決を本当によく調べており、非常に面白かった。だから4つ星を差し上げる。
昼間は仕事中に居眠りをしてしまうという奇病を持つ藤木紋蔵は同心ながら文章ばかりを読み書きする役。人には馬鹿にされている中年の人物だった。だが意外な迫ヘを発揮するのだった。特に過去の判例を紐解きする知識知恵は他の追従を許さないものだった。お勧めシリーズです。

本「波の彼方」(風野真知雄著)角川文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年264冊目)「妻のくの一」シリーズ10作目、完結編
双星彦馬と妻織江は遂に海外に雄飛し、流れ流れてアメリカへ。そして50年後、明治初頭に帰国した。

本「帰還」(佐伯泰英著)新潮文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年265冊目)「古着屋総兵衛影始末」書き直しシリーズ11作目、完結編
柳沢吉保と大黒屋総兵衛との戦いに終止符が打たれた。

本「姿見橋」(藤井邦夫著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年266冊目)「知らぬが半兵衛手控帖」シリーズ1作目
北町奉行所臨時廻り同心の「白縫半兵衛」は40代の古参同心だ。渾名が「知らぬ顔の半兵衛」と融通が効くといわれている。

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