「退院しました」

「J  REPORT 2023 6月第2週号」
「リタイアメント・ノート 13年12ヶ月目」
「VOL.1319 SINCE AUG.12th、1983」

「走るな! 転ぶな! 風邪引くな!」が老人には大切らしいです。

「退院しました」
入院から10日間が経った土曜日からは、リハビリは筋トレの域に入った。爪先立ち、膝の屈伸、脚の曲げ伸ばし、等々足の筋トレがきつい。そして杖による歩行も病室からリハビリ室までの往復も行うこととなった。

28日日曜日。主治医が訪れたので退院について聞いたところ、「もっと長くいてもいいんだよ」と言われたが、早く退院させてほしいと要望し、目安としては31日水曜日ということになりそうだ。助かるね。早く退院したいよ。
この日は午前中と午後の2回、病室の周囲(1周80m)をそれぞれ2周づつした。何とか歩き切ったが、疲れた。食欲はあり、完食している。

29日月曜日。リハビリの後、エコー検査がある予定だ。リハビリでは従来からの治療と同じでまずは張った筋肉を解すマッサージ。右膝の屈伸運動、踵立ち、階段上り下り、等々を行い完了。午後は自主トレだ。
医師が現れ、抜糸を行った。(写真:A抜糸)
その後31日に退院することを正式決定した。これで一安心だ。帰宅後は自主トレに専念しよう。

30日火曜日。いつも通りのスケジュールだ。兎に角1800kcalの栄養では腹が減って叶わない。採血を行った以外は順調に進んでいる。株価も上昇しており、含み益が増えているのが楽しみだ。退院後は2週間に一回リハビリに伺うことになった。
昼は火曜日なのでサンドイッチデーだった。(写真:Aサンド2)
床ずれのほうもかなり良くなりつつある。本日は着替えも自分一人で行った。家に帰れば一人でやるしかないから練習だ。まあ、家では動き回ることが体力回復の最大の方策だろう。

31日水曜日。娘に迎えに来てもらい午前10時に退院した。14日間差額ベッドなしの部屋だったので、安かった。何とか家に辿り着いたが、それだけで疲れ果ててダウンした。日常が戻るのはまだまだ先なのだろうなあ?
家でこまごましたことを行うだけで、もう動けない。情けないけれど今の実態です。

退院後の初日、1日木曜日。朝起きて牛乳を飲み、薬を服用したら、何もする気がしなくなりまた寝た。それでも漸く動き出し、初めての外出をした。バスで近くのイオンで買い物をして約1時間で帰宅したが、疲れ果ててしまった。本格的に体力が回復するのはかなり先になりそうだ。
ところで体重が更に減ったようだ。ベルトの穴を昨年二つ余計に開けてもらったのだが、それがもう全く役に立たないほどお腹が細くなっていた。

2日金曜日。聖路加国際病院の提携先である聖カタリナ病院に通院した。しかし、大雨の中、結局タクシーを利用した。ガーゼを替えてもらったりしてトンボ帰りで帰宅した。ちょっと歩いただけで疲れること疲れること、体力のなさに呆れてしまう。
ということで無事に退院はしましたが、日常生活を取り戻すのは先の話しだろう。兎に角体力回復があるのみだ。
来週からは、外出での取材活動はほぼ無理なので、これまでに考えて来たことを綴ることにします。