「善光寺」

善光寺に初めて行った。駅前からバスに乗った。距離にして2km弱なのだろうが、バス代100円で「善光寺大門」というところで降り、ゆっくりした上り坂の参道を進むと、巨大な「山門」が現れた。なるほどこれが善光寺か。山門には「仁王様」が立ちはだかっていた。沢山の「草鞋(わらじ)」が山門に掛けられていたが、何か目的はあるのだろうか?さて参道の両側は門前町で土産物や食べ物の店が立ち並ぶどこにでもある光景が展開されている。山門の先に大きな伽藍があり、境内では煙が立ち上っていた。空が実に青い。透き通るような青だ。伽藍の中で行列に並び、仏様の体内?を巡る。真っ暗な中を右手を壁に当てながら、前の人につながるようにして廻る。本当に全くの闇の世界だ。約3分ほどの体内巡り、何かご利益はあるのだろうか?ちょっと信じ難いが、これだから無心者は救えないのだろう。この寺、宗派はないという。仏教ならば何の宗派でもかまわないというから進歩的なお寺だ。帰りはゆっくりと参道を歩いて駅まで向った。太陽の陽射しは眩しいくらいで気温は暑い位だが、湿度が低く爽やかな空気に包まれていた。

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