「手前勝手世界食物語、第239話」

「かつ万のかつ重」
両国にある古い豚カツの店「かつ万」さんだが、この欄でも数度ご紹介したことがある。ダイエットしている身にとっては天敵とも言える「豚カツ」なのだが、いつもはこの「かつ万」さんでは「かつカレー」を食べているのだが、その日は今まで食べたことのない「かつ重」を食べてみた。かつ重というのは高カロリーの代舞I手みたいなものでダイエットにとっては正に天敵だから食べないようにしているのだが、たまにどうしても食べたくなることがある。実は豚カツの一つの変形である「かつ重・かつ丼」は「蕎麦屋」さんの得意料理の一つなのだ。大阪勤務時代には会社の近所の蕎麦屋で「かつ丼」をよく食べた。この蕎麦屋さんの名物料理が「カツ丼の台抜き」だった。カツ丼の具とご飯が別盛りになっているものだ。蕎麦の出汁がカツ丼に使われえているので蕎麦屋の得意となった「カツ丼」。「丼」は「どんぶり入り」、「重」は「お重入り」の違いだが、味はどっちでも同じなのに値段は間違いなく違う。東京と大阪で食の美味さが違うものの代浮ヘ、「蕎麦」と「豚カツ」だと思う。共に関東のほうが絶対に美味い。関西はやはり「うどん」と「牛肉」の文化だから、仕方ないのだろうが、この差は大きいといえよう。さて、最近日本橋の「宇田川」という豚カツ屋さんに連れて行ってもらった。ここのも美味しかったが、このお話しは次回にしましょう。
以上、勢古口がまたまた寒さがぶり返した東京からお送りしました。

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