2012年の映画のお話し

映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年54作目)
まあ、メリル・ストリープの演技に感心するしかない。あのイギリスを11年半率いた鉄の女の物語。有名な女性なので改めて説明する必要はないだろう。兎に角メリルの演技に尽きるという映画でした。お薦めです。

映画「長ぐつをはいたネコ」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年55作目)
スペインだかメキシコだか分からない場所設定だが、「西部劇」と「ジャックと豆の木」を合わせたようなお話しのアニメ。天の宮殿から盗み出したダックの玉子は金、それを奪おうとする物語。子供たちが騒いで煩い劇場でした。

映画「サウンド・オブ・ミュージック」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★★(今年56作目)「午前10時の映画祭」
あのミュージカル映画が再放映された。「ドレミ」の歌やら、当時一世を風靡した曲が次々と出てくる。オーストリアのザルツブルクの修道院にいた若き女性が郊外の大邸宅に住む大佐を訪れ、その子供たち7人の家庭教師となる。そこから生まれた愛情が歌に綴られる3時間にも及ぶ名作でした。

映画「僕等がいた 前編」(ユナイテッドシネマ豊洲にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年57作目)
17歳、釧路の高校2年生の男女の恋愛物語。前編は、出会いと別れ、釧路駅での汽車での別れまで。ちょっと歯が浮きそうな感じがする純愛ドラマでした。ベストセラー作品の映画化だというがよく分からない男女交際だったというのが感想です。

日経新聞3月23日夕刊「シネマ万華鏡」の評価によれば、「ヘルプ」が4つ星、「ルート・アイリッシュ」が5つ星、「マリリン7日間の恋」が3つ星、「テイク・シェルター」が3つ星、「トロール・ハンター」が3つ星、「カエル少年失踪殺人事件」が2つ星、「海燕ホテル・ブルー」が4つ星でした。

「シノプスシ167」
本「下町ロケット」(池井戸 潤 著) 小学館刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年79冊目)
「直木賞」受賞作。元ロケットエンジン開発者がロケットの失敗の責任を取って野に下り父親の小さな機械メーカーを継いだ。しかし、大手メーカーから訴訟を起こされたり、資金繰りが行き詰まったりと社内外が揺らぐ。しかし自らの特許が最期の窮地を救うのか?果たして国産ロケットは飛ぶことが出来るのか?面白かった。一気に読みきった。

本「火の華」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年80冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ2
北町奉行から「歩く眼明日箱」という裏の任務を与えられた平七郎が大活躍する。

本「弁護士探偵物語」(法坂 一広 著) 宝島社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年81冊目)「天使の分け前」
一人の弁護士が突然殺人事件に巻き込まれ、あろうことか容疑者として逮捕されてしまう。だが放免された彼を襲うのは次々と起こる殺人事件。果たしてどうなるのか?「このミステリーが凄い」大賞受賞作品。

本「雪舞い」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年82冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ3
本「夕立ち」(藤原 緋沙子 著) 祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年83冊目)「橋廻り同心・平七郎」シリーズ4

本「史記 武帝記7」(北方 謙三 著) 角川事務所刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年84冊目)
永かったシリーズも遂に完結編だ。漢の武帝も遂に崩御した。在位55年だった。歴史は語り継がれていく。司馬遷の歴史書に武帝はどう記されていたのか?面白かった。

本「ルーズヴェルト・ゲーム」(池井戸 潤 著) 講談社刊 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年85冊目)
ルーズヴェルト・ゲームとは野球で一番面白い戦いは8:7だという米国大統領の言葉から出来たものだという。中堅機械メーカーの野球部を巡る物語。会社は業績不振でリストラの真最中。更にライバル企業からの経営統合の話しも起きて大変な騒ぎとなる。この作者、前作の「下町ロケット」もそうだったが、ストーリーテラーとしての才狽ヘ凄いと思う。現在書店ベストワンの売れ筋です。

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