第二日目

第二日目 5月19日(土曜日)  1?2
夜明けは午前6時頃。7時にはホテルを出て州間高速道路で一路北上する。道路を疾走する大型トラック。トラック部分は運転席の後ろに二段ベッドがあり、タイヤは前輪2本、後輪2列4本の8本、更に貨物車は後輪2列4本の8本で合計18本だ。更に更に、荷物車が二台や三台まで牽引しているのもあるから恐ろしい輸送力だ。ユタ州はモルモン教のメッカだから、寺院が多い。平屋の寺院の上に4?5mの尖塔がたっているが、これにはクロスはなく、円錐形のものだけがある。ちょっと変わった形だ。アメリカ、特に田舎の車はピックアップトラックが多い。トレーラーハウスの展示場もあちこちにあった。利用する人が多いということだろう。周囲はまずは牧場があり、牛や馬が見える。アイダホ州に入ると広大な農場となる。昨日も見た円形の農場も見られる。半径100mほどのパイプを時計の長針のようにして動かし、数メーター置きに開いた穴からスプリンクラーの要領で水を散布するのだ。パイプにはタイヤがついていて移動出来るが、しかし、どうやって移動させるのか?は分からなかった。これを使ってアイダホポテトを量産しているという。兎に角凄いスケールの農業だ。一面、芋畑ばかりだった。徐々に高度があがっていく。約1500mほどからは溶岩の平原と新庄樹林帯が続く。そしてその先ワイオミングには白い雪を頂いた山々が見え出した。SALT LAKEから約5時間で漸く目的地「イエローストーン国立公園」に到着、標高1900m。ここはアメリカ最初の国立公園だという。勿論「世界自然遺産」でもある。そしてここは火山帯のど真ん中、カルデラの中なのだ。岩肌の間から温泉が噴出し、そこに住む微生物の色で不思議な色の魔術を見せ、また間欠泉が勢いよく噴出し、観光客を楽しませる。その周囲には動物たちも多く、バッファローたちが草をはみ、エルフという中型の鹿や、熊、リス等もいるという。なんといっても見せ場は「オールド・フェイスフル間欠泉」の吹き上がりだろう。数時間置きに数メートルの高さに噴出するのは流石に凄い迫力だった。ニュージーランドでも見たがこちらのほうが規模も大きく感激ものだった。バッファローにも感激。今は子育ての時期らしく親子で暮らしている姿もあった。ホテルは「モーター・イン」所謂日本流には「モーテル」だった。ところが部屋は広くベッドが二つスペースも充分あったが、私の部屋は道路に面した角部屋で外の音、隣の部屋の水音が酷いのには参った。

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