「ヤン・ステーンの絵」

6月にオランダで観た作品で現在東京都美術館で開催中の絵画展で公開されている絵の一つが「ヤン・ステーン」作の「親に倣って子も歌う」という作品だ。オランダではフラッシュなしならば撮影は問題ない。ところが日本では絶対に絵の撮影は禁止だ。毎度、驚かされるが、確か「国立西洋美術館」の「常設展」ではフラッシュなしならば撮影は可だった。これは美術館で所有している自前の絵だからだろう。

2012年の映画のお話し
映画「おおかみこどもの雨と雪」(有楽座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年130作目)
アニメ映画だが、大人も楽しめる。狼人間に恋をした娘が結婚出産を経て得た二人の子供たち。姉は「雪」弟は「雨」と名付けられた。この子等が大人になる様を描く。美しくまた哀しい狼人間としての宿命が実に侘びしい。夏休みお薦めの映画です。

映画「ローマ法王の休日」(日比谷シャンテシネにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★★(今年131作目)
題名は「ローマの休日」をもじったもので、法王選挙の結果、選ばれたのは全く本命でない男だった。しかし突然信者の前に出るのを嫌い、バチカンから逃げてしまった。この部分ローマの休日的なのだろうか?人間としての弱みと法王としての重みと果たしてどちらが大切なのか?人間性を問う映画だった。最後の逆転劇がなければ私も御キリスト教に改宗していたかもしれなかった。

映画「メリダとおそろしの森」(日劇にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年132作目)
これもアニメ映画。王女のメリダが他国の王子3人の中から婚約者を選ばなくてはならなくなる。自由を求める彼女は逃げ出し魔女にお願いをして運命を変えてもらう。しかしその結果は母親の女王が熊になってしまう。果たしてメリダは母親の魔法を解けるのか?

映画「スープ 生まれ変わりの物語」(有楽町スバル座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年133作目)
突然雷に打たれて死んでしまった二人の男女。行った先はあの世。生まれ変わりが出来るらしい。しかし前世での記憶を持ったまま生まれ変わるのは難しいらしい。果たして生まれ変われて、念願の再会に繋がるのか?

映画「ぼくたちのムッシュ・ラザール」(銀座シネスィッチにて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年134作目)
小学6年生の教室で担当の女性教師が自殺した。それを目撃した二人の生徒。新たに採用された教師はラザール氏だった。しかし彼は実は亡命者で教師の資格はなかった。こうした状況で生徒と教師の触れ合いを描く。

映画「頑張れ・ベアーズ」(日比谷みゆき座にて) 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年135作目)
古い映画だ。過去何度も観たが、いつも新鮮に感じる映画だ。少年野球の弱小チームを率いることになった男と子供たちの人間関係を描く。

日経新聞7月27日夕刊「シネマ万華鏡」によれば、「ダークナイト・ライジング」が4つ星、「ギリギリの女たち」が4つ星、「ゴッド・ブレス・アメリカ」が3つ星、「依頼人」が3つ星、「眠れぬ夜の仕事図鑑」が3つ星、「こっぴどい猫」が3つ星、「アニメ師・杉井ギサブロー」が3つ星でした。

「私の今年の映画の評価は?」
今年の★★★★★ 「ヘルプ」「わが母の記」
今年の★★★★  「ロボジー」「麒麟の翼」「ドラゴンタトゥーの女」「ポエトリー」「ピラミッド」「シャレード」         「PINA」「エル・ブリ」「マーガレット・サッチャー」「マリリン 7日間の恋」「アーティスト」「ジョン・カーター」「裏切りのサーカス」「ファミリー・ツリー」「星の旅人たち」「ミッドナイト・イン・パリ」「プレイ 獲物」「崖っぷちの男」「ブラック・ブレッド」「リンカーン弁護士」「ローマ法王の休日」

「シノプスシ181」
「同心の鑑」(早見 俊 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191冊目)「双子同心捕物競い」シリーズ3作目

「片棒」(井川 香四郎 著)講談社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年191冊目)「樽屋三四郎言上帳」シリーズ7作目

「太閤暗殺」(岡田 秀文 著)双葉文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年192冊目)
秀吉の暗殺を上追ったのが「石川五右衛門」だった。果たして暗殺は成功するのか?

「遠国からの友」(鳥羽 亮 著)幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年193冊目)「剣客春秋」シリーズ11作目

「ジパング島発見記」(山本 兼一 著)集英社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年194冊目)
ヨーロッパの宣教師達が訪れた日本をヨーロッパ人の眼を通じて描く。それも7人のそれぞれ違った眼で見た中々の秀作でした。

「水の城」(風野 真知雄 著)祥伝社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年195冊目)
忍城の攻防戦を描く。石田三成が攻め手。

「妻恋河岸」(稲葉 稔 著)光文社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年196冊目)「剣客船頭」シリーズ4作目

「甘味屋じゅう兵衛子守り剣」(牧 秀彦 著)幻冬社文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年197冊目)
藩主の側室とその娘を連れて脱藩した男が甘味屋となる。次々と刺客に襲われる。

「夜叉桜」(あさの あつこ 著)あさのあつこ時代劇文庫 私的批評眼(J’CRITICAL EYE)★★★(今年198冊目)

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