「今週の映画と本」

「今週の映画と本」
「PLAN75」(シネスイッチ銀座にて)私的評価★★★★★(今年50作品目)
少子高齢化が激しく進む近未来の日本では、もう社会保障が成立しなくなりつつあった。そこで政府が打った政策が通称「PLAN75」という法案だった。人は75歳に達すると申し込めば10万円の支度金を貰えていつでも安楽死が出来るというのだ。孤独死も多数起き、人々は安楽死を申し込む。78歳のミキはパートを外されてからは新しい就職先も見つからず、新しいアパートにも入られず、行き先はPLAN75のみとなる。果たして彼女の選択は?

6月17日付け日経新聞夕刊の「シネマ万華鏡」の批評によれば、「PLAN75」が4つ星、「三姉妹」が4つ星、「ナリワヌイ」が5つ星、「峠 最後のサムライ」が4つ星、「メタモルフォ―の縁側」が3つ星、「恋は光」が3つ星、「マンインディオス、聖なる村」が3つ星、「エリザベス 女王陛下の微笑み」が2つ星でした。

「私の2022年の映画の評価は?」あくまで私の私感ですからね!
★★★★★=「ゴヤの名画と優しい泥棒」「ベルファスト」「大河への道」「PLAN75」
★★★★=「クライ・マッチョ」「スティルウォーター」「コーダ あいのうた」「オペレーション・ミンスミート ナチを欺いた死体「ザ・バットマン」「林檎とポラロイド」「ガンパウダー・ミルクシェイク」「オートクチュール」「ナイトメア・アリー」「ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密」「名探偵コナン ハロウィーンの花嫁」「親愛なる同志たちへ」「トップガン マーヴェリック」

「私の2021年に観た映画は107本でした」
特によかったのは、★★★★★=「ある人質」「ノマドランド」「ドライブ・マイ・カー」でした。
2022年アカデミー賞でドライブ・マイ・カーが国際長編映画賞を受賞。

「2022 観劇シリーズ」 2021年の歌舞伎観劇は11度でした。
寿初春大歌舞伎(歌舞伎座)第2部観劇。
新作歌舞伎「プぺル~天明の護美人間」(新橋演舞場)朝の部を観劇。
2月大歌舞伎第2部を観劇。「春調娘七種」&「義経千本桜 渡海屋大物浦」。
3月大歌舞伎第2部を観劇。「河内山」&「芝浜革財布」
4月大歌舞伎第2部を観劇。「荒川の佐吉」&「義経千本桜」
5月大歌舞伎第2部を観劇。「暫」&「土蜘」。
6月大歌舞伎第2部を観劇。(写真:歌舞伎1)
  ソーシャルディスタンスを確保しているため一部の席を封鎖しているが、それ以外はほぼ満席の状態で歌舞伎にも客が戻ってきたようだ。
 ・「信康」(写真:歌舞伎2)
  昭和49年初演、平成8年2度目の公演、そして今回が3度目となる。
  桶狭間で今川を打ち取った信長は徳川家康と同盟を結ぶ。その結果として家康の長男「信康」に信長の娘「徳姫」を嫁がせる。一方信康の母は今川義元の姪だった。そして嫁と姑の仲が悪く、徳姫が信長に送った手紙に信康が武田に寝返っての謀反の疑いありということが書かれていたという。激怒した信長は家康に信康の処分を申し付ける。息子の命と織田との同盟、徳川家の存続、さあ家康の最後の決断は?歴史的事実を描いたものでした。信康役は高麗屋「市川染五郎」で、家康役は祖父の「松本白鷗」、高麗屋の孫との組み合わせ。
 ・「勢獅子(きおいじし)」
  八代将軍吉宗の頃、「曽我兄弟の仇討ち」を描いた歌舞伎が大流行となり、正月から5月まで江戸三座で興行されていた。そして仇討ちに成功した5月29日は同時に曽我兄弟の命日にもなったのだが、日枝神社の「山王祭」では曾我兄弟物語を模した踊りを持って「天下祭」として江戸城内に乗り込んだという。それを江戸浄瑠璃の一つ、「曽我祭」として描いたもの。1852年中村座で初演。威勢の良い「獅子舞」を鳶たちが舞う。

7月大歌舞伎第2部を観劇予定。(桟敷席確保)
  第1幕「夏祭浪花鑑」=主演は海老蔵。第2幕「雪月花三景」=海老蔵、ぼたん、勘弦の親子が出る。
  ということで、席は発売と同時に埋まっていました。

「2022年旅暦」
1月に福岡・博多、北海道・札幌、富山、2月に富山・氷見、福岡、熊本、長崎・佐世保、大宰府、石川・金沢、3月に北海道・釧路、そして石川・橋立、4月は札幌に、信州(松本、長野)と東北(米沢)に、6月には宮古島に行きました。更に6月の下旬には大人の休日俱楽部パスで米沢、長野、清里,会津若松に、
また7月には九州(博多、佐賀、熊本)、佐渡島と釧路で避暑、8月には長岡で花火を、9月には北海道に、そして10月には高松に行く予定。
また海外には8月、11月にハワイに行く予定です。

「2022 本の記憶シリーズ」  2021年の読書数は、277冊でした。
「狂う潮」(佐伯 泰英 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年137冊目)「新・酔いどれ小藤次」シリーズ第23段

「南町奉行と餓舎髑髏」(風野 真知雄 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年138冊目)「耳袋秘帖・奉行」シリーズ第3段

「開運わん市」(倉阪 鬼一郎 著)実業之日本社文庫 私的批評眼★★★(今年139冊目)「新・人情料理わん屋」シリーズ第1段

「仇討ち包丁 江戸いちばんの味」(氷月 葵 著)コスミック時代文庫 私的批評眼★★★(今年140冊目)

「武士の流儀 七」(稲葉 稔 著)文春文庫 私的批評眼★★★★(今年141冊目)「武士の流儀」シリーズ第7段

「飛雲のごとく」(あさの あつこ 著)文春文庫 私的批評眼★★★(今年142冊目)