「栄枯盛衰」

今年も大手電機メーカーは大変だろう。そんな中、今から20数年前、大阪時代のことだった。学生が就職で尋ねてきた。私の母校とは対抗戦を毎年行っている関西名門私立大学衣の学生だった。それもアメリカンフットボールの部員だ。私の商社に入りたいという。ところが結果は某大手電器メーカーM社に入った。それが今では大リストラをしている。一方商社は資源高騰のあおりもあり、今や絶好調だ。運命とは分からないものだ。「奢れる平家は久しからず」とも「栄枯盛衰」は世の常とも言われている。日本には創業100年を越える企業が数多くある。また逆に戦後起業したものもたくさんある。私の元の会社、総合商社「丸紅」も元々は「近江商人」の出だ。そんな近江商人の家訓に「売り手良し、買い手良し、世間良し」と言う言葉があるという。勿論商売だから「儲ける」ことが大切だが、それでは一方通行で長く商いは出来ない。だから売り手も買い手もそして世間様も良くなければならない。だから「薄利多売」という概念で「社会に貢献する」というのだ。これは今でも通用する概念だろう。アメリカの企業は「目先の利益」に囚われるとよく言われる。あの有名企業「コダック社」も倒産の憂き目にあった。一時代、コダックの技術は世界最高だった。特許も沢山持っていた。だが世の中の変化に付いて行けなかった。同じことが今日本の電機メーカーを襲っている。

「元旦の月」
元旦の東京は東の空には雲がたなびき、まことの「東雲(しののめ)」だった。従って午前7時前には「初日の出」を拝むことが出来なかった。だが空には「日の出直前の月」が輝いていた。

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