「ナスカでの失望」

兎に角、色々な線が交錯していてよく「地上絵」が見えない。現地では「絵」ではなく「線」という阜サをしているようだが、我々が知っている「地上絵」以外にも沢山の線が走っており、よく分からなかったというのが本音だ。それと数年前の洪水の影響もあるようだ。実際「線の幅は約30cm」ほどだから、空からそんなに良く見えなくて当たり前だ。セスナ機はそれなりに観光客のために活躍しているのだが、余りにも早く通過してしまうため、確認するのは難しいのが実体だった。それよりも夜の星空のほうがよほど楽しめた。

「クスコ空港」
ナスカに向うには三角形の二辺を、即ちクスコ—リマ—ナスカと向わなければならない。本来ならば距離的にはクスコ?ナスカが絶対に近いのだが、そこにはアンデス山脈が横たわっていて道がないようなのだ。ところがクスコ空港は朝から「霧」で発着が不可煤B我々の10時10分発の便も遅れに遅れて3時間後出発となったが、我々の前の前の便はキャンセルになり、以後の便が満席のため明日朝の出発となったらしい。助かった。クスコにいても仕方がない。それでも3時間遅れでリマに到着した我々はバスで実質6時間半、休憩食事等を含めて約8時間ものバスの旅となった。驚いたことにリマから出ると道路脇に「不法住宅」があちらこちらにある。水も電気もないただの家に住み、将来政府から無償供与を受けようと言う魂胆らしい。嘗てフジモリ大統領が公約で不法住居を認め、所有権と水や電気を供給したことがあり、それが低所得者の支持を受けて当選したことに由来するらしい。
追伸:イグアスに行く飛行機で隣に座られた父娘さんにアルゼンチンの国旗のピンバッチの購入をお願いしたが、未だになんの連絡もない。1000円渡したのだが、無駄だったようだ。諦めよう。

「手荷物検査」
成田空港の税関で呼び止められ「トランク」を開けさせられた。勿論何も違反するようなものは入っていない。もう何回も出入国しているが、多分初めてか?二度目位だろう。私のトランクは機内持ち込み可の小さなものなので、お土産などは買えない。大体出国時に着る物だけで手一杯だから、帰りにお土産は無理だ。だから余計な物はないのだが、税関の女性職員の何が私を怪しいと思わせたのか?理解に苦しむ帰国でした。

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