「愛犬の死」

「愛犬の死」
遂に力尽きた。昨年から具合が悪かったのだが、先週にはトリミングして綺麗になっていた愛犬の「もも」が、この世を去った。家内の実家の北九州小倉で近所の人からもらった犬だったが、家内の移動(東京―小倉間)に伴い何度も飛行機で飛び回った犬を私はフライング・ドッグと名付けていたものだった。
そんな彼女も歳には勝てず、19歳という天寿を全うして亡くなった。最後は腹ばいになり、約5秒毎に呼吸するのが精一杯だった。全く動けず、目も見えず、食べられず、水も飲まず、痩せこけて力尽きた。でも最期を看取ることが出来たのが幸いだったのだろうか。この一週間は老衰で歩く事も出来ず、辛かったと思う。活きる物には必ず死が訪れる運命だ。でも「もも」の犬としての生き方は幸せだったと思うしか飼い主としてはない。良く生きたよ。頑張ったね。ゆっくり休んでくださいね。
今、業者さんに引き取られていった。本日火葬に付すという。永い間ご苦労様でした。(写真:ももちゃん)
でも寂しいね。
私が帰宅するとまだ20mも離れているのに吠えている声が聞こえる。また夏場は床に腹ばいで寝ているが、冬は私のベッドに上がり足元で寝ていた「もも」だった。もうあの声も温かさも感じることは出来ない。また涙が出てきた。
以上、厳しい寒さが続く日本列島から勢古口がお送りしました。