「手前勝手世界食物語、第312」

第二日目「ボルドーでの昼食」
朝はホテルで簡単に済ます。ダイエット中だから仕方が無い。昼は「焼き牡蠣」と「子牛のャeー」だった。牡蠣は実に可愛らしい小さなもので、それなりに美味しかったが、子牛はパサパサで不味かった。フランス料理は「メ[ス」が持ち味なのだろうが、私には向かないなあ。さてここボルドーは大西洋まで60kmほどなので牡蠣は有名らしい。地元では12個で3?6ユーロ程度だそうだが、これがパリだと25≠R0ユーロにもなるという。味付けはどちらも薄味で量も日本人向けにかなり少なくなっていたが、サイドのフライドポテトの半端ではない量にはあきれ返ってしまった。ボルドー産の白ワインを少々嗜む。500mlで6.8ユーロだった。

第二日目「サルラでの夕食」
メインは「サーモン」だった。アルミホイルに包まれて野菜と一緒に蒸し焼きにされたものだった。薄味でそれなりに美味かった。地元の赤ワインが無料で提供されていたので、堪狽オました。旅行会社も肉と魚とのバランスを考えているようで苦労掛けてます。

第三日目「サルラでの昼食」
「鴨の砂肝入りサラダ」が出た。これのボリュウームが凄くてとてもではないが、食べきれない。メインは「鴨肉のコンフィ、トリフスープかけ」だ。勿論地元の名物料理だということは分かる。だが、量が多過ぎてどうしようもない。鴨肉は足が一本丸のままだ。トリフも香りはいいが、そんなに美味しいとは思わない。フランス料理とは何なのだろう?と考えさせられる食事でした。

第三日目「サルラでの夕食」
この日は食事のない日だ。添乗員と一緒に地元で人気のイタリアンの店に行く。注文したのは「ピッザ・クワトロフォルマージュ」と「牛肉のステーキ」に地元の白ワインを頼む。流石チーズの国だけあってピッザの4種のチーズ入りは美味かった。「ブルーチーズ」を含めてチーズの味が前面に出ていた。牛肉はまあまあといった感じかな。毎度食事の際にワインを飲んでいるが、味音痴の私には美味いも不味いもなく、ほどほどで飲めている。安いことが一番いい。部屋に戻ってスーパーで買い求めてきた「山羊のチーズ」と「生ハム」「サラミ」を食べたが、チーズは臭みもなく、美味しかった。

第四日目「コロンジュ・ラ・ルージュでの昼食」
赤色砂岩で建てられた建物の村がここだ。メインの料理は「ブルゴーニュ風子牛の赤ワイン煮込み」。肉がちょっと硬かったが、赤ワインがよく浸み込んでいてまあまあの出来だった。これまで比較的味の薄い料理ばかりだったので、本格的フランス料理の濃厚な味が堪狽ナきた。

第四日目「ロカマドールでの夕食」
まずは「生のフォアグラ」だ。薄い石版の上に乗せられた10cm四方、厚さ5mm程度のフォアグラを岩塩か、ジャムをつけて食べるが、パンに乗せてもかまわない。なかなかの美味だ。ダチョウのフォアグラはダチョウの口に大きな「じょうろ」を押し込み、そこに上から「とうもろこし」を流し込み、強制的に食べさせるという。その時ダチョウは失神してしまうが、頭を殴って気を戻し更に食べさせるという動物虐待の方法で太らせるらしい。メインは「ロースト・ポーク」マッシュルーム添え。これもぱさぱさした肉だった。フランスでは素材の美味さを生かすことが出来ないのだろうか?

第五日目「コンクでの昼食」
聖域にあるレストランでの昼食には、卵にベーコンを入れて焼き上げた「キッシュ」とメインは「グリルド・チキンの赤ワインメ[スかけ」だったが、相変わらず何の肉を食べてもパサパサ感は否めない。こちらの人は固い肉を好むというが、今東京で公開されている「大統領の料理人」という映画でミッテラン大統領との会話で美味しいステーキの話しが出てくるが、それには「神戸牛」が出てくるから、本当に美味しいものを食べている人は和牛の柔らかなジューシーさが分かるのだろう。パサパサ肉には飽き飽きした。

第五日目「ロカマドールでの夕食」
以前はロカマドールの宿泊は本当の「巡礼宿」だったそうだ。その宿の部屋ではスーツケースも開けないという。それでは余りにも酷いだろうということで、少し高い二つ星ホテルにしたそうだ。従ってコストダウンするために恐らく夕食を二回ツアーから外したのだろう。本日がその二回目に当り、夕食はスーパーで買い求めてきたものを部屋で食べた。パン、チーズ、ハム、サラダ、酢漬けの鰯、それに白ワインで満腹でした。都合13ユーロ、ワインは4ユーロ以下でしたが美味しかった。
以上、フランスの旅の勢古口がお送りしました。

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