第六日目(10月23日、水曜日)

トロント市内観光とナイアガラ観光が本日の目玉だ。毎朝CNNのテレビ「NEW DAY」という番組を観ているが、アメリカ、カナダで報道されているのは、「ギリシャのミッシング・ガール」、「ミドルスクールでの少年の銃発砲、殺人事件」、「オバマ・ケアーのウエッブサイト問題」、「フロリダの囚人脱走」等だ。ギリシャで少女が見つかったが、アメリカから誘拐されたのではないか?と報じられていた。多分年齢が違い過ぎるのだが。トロントはカナダ最大の都市で600万人が住む「人種のモザイク」だという。それぞれの民族が小さな町を作ってモザイクのように暮らしているというのだ。流石日本人街はないそうだが。さて、ナイアガラに着いた。期待とは違って、都会の真ん中に滝があるという感じだ。「イグアス」の滝を観た後では無理だ。感想も言えない。スケールが違い過ぎる。違うのは水の色だ。こちらは水の色は緑だ。イグアスは前日に振った雨の影響で濁っていたが、ここは緑の水が流れていた。晴れたり、雨だったりとやたらに変化する気候、気温5度のナイアガラだった。カジノあり、豪華なホテルあり、一大観光地だということが分かった。3月のイグアス、そして今回のナイアガラ、来月のビクトリアで世界三大瀑布を制覇するのだが、ちょっぴりこれでいいのか?と思ってもしまう。これが三大瀑布なのかねえ?ナイアガラはエリー湖とオンタリオ湖を結ぶナイアガラ川の途中にある。両方の湖の落差が50数メートルあるために、ここに滝が出来た。これまでは年間数メートルほど滝は後退し浸食を続けてきたが、発電所が多量の水を上流で取るために水量が減り、後退は殆どなくなったという。20世紀半ばには運河も完成し、五大湖を結ぶことができるようになったという。話しは変わるが、カナダにも原発があり、電力の三分の一を供給しているという。驚きだ。水力で賄えるのではないかと思っていたが、工業地帯のオンタリオ州やケベック州ではそれでは足りないという。ナイアガラにはカナダ、アメリカ共に巨大は水力発電所があるが、それでも足りないらしい。オンタリオはカナダの自動車産業のメッカであり、日本メーカーもトヨタもホンダも工場を出しているというから、当然鉄鋼や部品メーカーもたくさんあるのだろう。医療費について聞いたら、殆どの人は無料だそうだ。大金持ちが保険料をたくさん払い、国として医療の無料化に取り組んでいるというから素晴らしい福祉大国がカナダだ。あっという間に旅は終わってしまった。これから帰国への長い空の旅が始まる。今回はアメリカに陸路入って、バッファロー経由ニューヨークのニューアーク空港から成田に戻るコースだ。ほぼ一日掛かって帰ります。途中、ワイナリーに行ったので、「アイスワイン」を180ドル分、50ml入り小瓶で18本買った。これで荷物も重くなった。このナイアガラでは冬場の寒さが厳しいのでアイスワインがよく出来るという。確かにドイツよりよほど寒いのだろう。カナダでもこの地方は良いワインの産地だそうだ。最後に寄ったのが、タレントの大橋巨泉が経営するお土産店、ここで「サーモン・ジャーキー」と孫への「白熊の人形」を買った。今回はかなり土産物代を使いました。それとお酒代だなあ。
第七日目(10月24日、木曜日)
朝、2時過ぎに起床して、ナイアガラからアメリカに再入国して、バッファローに行く。朝早いから眠たいよ。UAのラウンジでパンとコーヒーで簡単な朝食を摂る。

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