「父の命日」

「父の命日」
8日は父の命日だ。2001年に亡くなってもう20年。早い月日の経過でした。危篤の報を早朝受け、家族で高速道路を走り横浜へ向かった。前日の雪が積もっている。死に目には間に合ったが、残念だった。80歳直前での死去だった。今日は仏壇に線香を上げて、般若心経を唱えた。(写真:A3)
それでも息子(私)や娘(妹)、孫たち、叔母たち、家族全員に看取られての死だった。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?91」
「江戸時代の箱膳」
江戸時代には家庭でも宴会でも基本的に一人一膳の「箱膳」がわれていた。親子であろうとも夫婦であろうとも皿を共有することはなかった。ところが長崎では「卓袱(しっぽく)料理」は「丸卓」に乗せられた「大皿」に料理が盛られた多種類の料理を食べた。料理は「清」「オランダ」「ポルトガル」「スペイン」から伝わったものを供した。また土佐にも大皿料理「サワチ料理」がある。
明治以降、洋風化が進むと箱膳が廃れ、徐々に丸卓文化が発達した。戦後はそれがテーブルとなっていった。
目黒の雅叙園で発明された中華料理の丸テーブルの上に円形の台が置かれ、それが更に回転するアイデアは特許を取らなかったので、今では世界中の中華料理店で使われているが、元々は雅叙園が発明したものだった。
以上、寒の入りを迎えた東京から勢古口がお送りしました。