「モハーの断崖」6日目
ゴールウェイから「バレン高原」に向かう。アイルランドのイメージは「貧しいヨーロッパの田舎」「妖精の国」「国の守護聖人は聖パトリック」「牧草地」「泥炭」「厳しい寒さ」等々が浮かぶが真実は何なのだろう?さて、地方の道路の交差点は所謂「ロータリー」方式になっている。円形の周回道路を時計回りで車は走る。右側からロータリーを廻ってきた車に優先権がある。ところがこの方式は道路が空いているということが絶対条件ではなかろうか?大都市の混雑する道路にこれを持ち込むと全く機能しなくなってしまうと思う。アイルランドのように空いている田舎ならば問題ないが、これを都会に持ち込むのは無理だと思った。昨日泊まったゴールウェイの湾の反対側にある「バレン高原」に向かう。ここは石灰岩で出来た丘だ。古代人が埋葬されていた「巨人のテーブル」という遺跡を観て、本日の目玉である「モハーの断崖」に行く。大西洋の荒波や強風によって削られた海岸線が約200mの切り立った崖を作っていた。屏風のように折り重なって崖があった。いつもならば強風が吹き荒れているというが、この日、風はあるものの問題ない風だった。多分ここがヨーロッパの一番西だと思う。ユーラシア大陸の西の端はポルトガルのロト岬だ。だからここがヨーロッパの最西端だろう。遂に来るところまで来た。昼食前にゴルフ場の脇を通ったが、沢山の人がコースに出ていた。ゴルフも勿論人気のあるスポーツの一つなのだろう。