「夏祭り」

「J  REPORT 2014 8月第2週」
「リタイアメント・ノート 6年2ヶ月目」、
「VOL。859 SINCE AUG.12th、1983」
「夏祭り」
東北の夏祭りの便りが聞こえてきた。私は仙台に足掛け6年半住んだことがあるが、東北の夏祭りは「仙台七夕」だけしか観た事がない。「青森ねぶた」「秋田竿灯」「山形花笠」「盛岡さんさ踊り」には一度は行って見たいものだ。さて地元深川の夏祭りと言えば「富岡八幡宮」の「深川八幡祭」通称「水掛祭」だ。江戸三大祭(赤坂日枝神社の山王祭と神田明神の神田祭)と言われるだけあって、神輿の数も凄い。今年は3年に一度の「連合渡御」の年で8月17日に行われる。永代通りを通行止めにして「ワッショイ、ワッショイ」の掛け声で練り歩く。沿道からは大量の水が掛けられる。子供が小さい頃は子供神輿を担がせたこともあった。その昔、紀伊国屋文左衛門が寄贈したといわれた金張りの大神輿が3基あったそうだが、関東大震災で被災消失したという。今は境内には某運輸会社の元会長が寄贈したものが置かれていて17日には登場する。写真は晴海地区の神輿だ。

「日本語の不思議」
竹村公太郎著「日本史の謎は地形で解ける」「環境・民族編」の中で「なぜ日本語は分裂せず、現代まで生き残ったか」という章がある。世界の言語はどんどん分化していき、それぞれの部族毎の言語になるという。例えば多民族国家のロシアやインドがそれだという。ヨーロッパも中国等もそうだろう。確かに地方で言語が違うのは世界中の常識かも知れない。しかし南北に長い日本はほぼ統一された言語が残されてきていた。これは不思議だというのだ。そして日本語は「方言」の段階で踏みとどまったというのだ。これには江戸時代の「参勤交代制度」も貢献したのではないかと著者はいう。各地の大名は基本は江戸で生まれ江戸育ちで大名になってから2年毎の地元に戻るから、江戸の言葉で育っているので日本語は方言での変化までで基本形は江戸弁が全国で通じていたというのだ。納得させられる話しだった。

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