「ヘルシンキの港にて」

「手前勝手世界食物語、第347号」
「ヘルシンキの港にて」
船で着いたヘルシンキの港には小舟の上で自家製の魚の加工品を売っている叔母さんがいた。観光客だけでなく地元の人も立ち寄って買い求めていた。観ると「サーモン」の燻製を売っていた。北欧のビュッフェスタイルの食事で必ずあったのが「サーモン」と「ニシンの須漬け」だった。サーモンは燻製とハーブ漬けの2種類あったが、どれも塩が効き過ぎていて塩っ辛い。北欧の料理はどれも我々の舌には塩辛過ぎて困った。薄味になれた日本人にはこの塩辛さというのは耐えられない。寒いところなので塩辛いのかも知れないが、この味に馴染むには時間が掛かろう。先日のアイルランドでもポーランドでも料理は塩味が濃すぎて困ったが、北欧も同じだった。スープも塩味が濃い。日本のお澄ましが飲みたくなる次第でした。和食が懐かしくなった私、これも歳をとったからなのだろうか?
以上、残暑厳しい東京から勢古口がお送りしました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。