「ライスボウルで富士通が初の日本一に」
3日の土曜日に東京ドームで行われた学生と社会人のアメリカンフットボール日本選手権「ライスボウル」に行って来た。学生チャンピオンは「関西学院大学」、対する社会人チャンピオンは初参加の「富士通」だ。社会人の「Xリーグ」で初優勝した富士通フォロンティアーズは初の日本一を目指す。一方、この4年間学生相手では一敗もしていない関学ファイターズは3年も社会人にライスボウルで敗れており、2009年の立命館以来の学生の日本選手権獲得を目指していた。試合はエースクォーターバックを怪我で失っている富士通がセカンドQB平本の活躍や外人選手RBゴードンのスピードとテクニック、また関学はQB斉藤のパスとRB橋本のランで拮抗した戦いが進んだ。しかし決定的だったのは富士通キッカーの西村の正確なキックで上げたフィールドゴールが最終的な勝利を富士通にもたらした。本当にいいゲームだった。熱戦に恐らく4万人近くの観衆は燃えた。創部30年、遂に富士通は日本一になったのだが、彼らは全員が富士通社員だと言うから驚きだ。会社の支援の努力の賜物だろう。経営陣の我慢強さに敬意を払いたい。フットボールの底辺は広がり、観客の多さもそうなのだが、それでも社会人はクラブチームが大半だ。そんな中仕事とスポーツを両立させた富士通の関係者を称えたい。おめでとう、日本一。残念ながら我が母校のOBは富士通にはいなかったが、関学、立命、日大のOBを中心とした富士通は今年も期待できそうだ。友人(中学の同級生)K君が富士通の関係者でもあり、試合後祝杯を挙げた。