「ゴミの中で暮す人たち」

「ゴミの中で暮す人たち」
今公開中の映画に「トラッシュ」というのがある。ブラジルの貧困層の少年達がゴミの中から見つけた財布が原因で騒動を起こすと言うものだが、この少年達はゴミの山の中で暮らしている。同じようなことをインドのデリーで観た。道路脇のゴミの山で暮らしている家族が沢山いたのだった。驚いたことは以前にも述べたが、ここがインドの不思議だ。喜捨の精神が厚いヒンドゥー教のお蔭でこういった路上生活者ですら餓死者が出ないという不思議さ。本当にインドは不思議な国なのだ。

「江戸の庶民の生活は楽だったか?67」
「化粧品」
今も昔も女の人は化粧品に眼がなかった。「口紅」「頬紅」「白粉(おしろい)」「髪油」などのことだ。特に「紅」は紅花から作られ東北地方(特に山形)が紅花の産地だった。紅花は「干し花(紅餅)」に加工され主に近江商人の手によって京都大坂などの紅花問屋に送られ、そこで化粧品として作られ、更に江戸に卸された。化粧用の紅は、猪口(ちょこ)や蛤の貝殻などに塗ってあり、猪口紅、うつし紅、皿紅などと呼ばれた。

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