「手前勝手世界食物語、第361号」
「まねき鮨」
ちょっと早めに5時半から店を開けてもらった。こんな田舎の武雄温泉に美味しい寿司屋があること自体驚きだが、有明海、玄界灘、五島列島と実は佐賀県は意外に海に恵まれた県なのだ。だから美味しい寿司ネタも沢山ある。店に入ったら丁度自家製の「カラスミ」を造っていた。これからまだ1か月は完成までかかるという。芋焼酎を飲みながら、美味しい寿司を食べる。至福の一時だ。全てが地元のものばかりだ。この店にも年2回ばかり訪れる。いつも何を食べさせてくれるのかと楽しみが増すのが「まねき鮨」だ。今日はちょっと早めに7時過ぎで博多に戻ることにしたが、次回がまた楽しみだ。翌朝、福岡発7時の飛行機で東京に戻った。駿河湾上空で雲の上に頭を出していた富士山を観た。実に美しい姿だった。
以上、東京に戻った勢古口がお送りしました。