「五箇村」

「五箇村」
世界遺産の一つだ。ここも合掌造りの建物がある村なのだが、ここで有名な「こきりこ節」の演奏の一部を聞くことが出来た。たまたま入った民族品展示館で受付の女性が歌ってくれた。その時使うのが「こきりこ」と「ささら」だ。「こきりこの竹は七寸五分よ」と歌う民謡だ。その歌詞は「窓のサンサもデデレコデン、こきりこの竹は七寸五分じゃ、長いは袖のカナカイじゃ、踊りたか踊れ泣く子をいくせ、ササラは窓の許にあるー、向の山を担ことすれば、荷縄が切れてかづかれんー、、、」と続く。写真は「こきりこ」と「ササラ」だ。ササラは108枚の板が付いており、これを鳴らしリズムを取る。こきりこは二つを叩きあい音を出す。さてこの五箇村の名前の由来は、「五つの谷のあるところ」ということで昔は「五ケ谷」と言われていたらしい。それがいつかから「五箇村」となったという。元々倶利伽羅の戦いで源氏に破れた平家の落人が住んだ村だといわれている。この戦い、「火牛の計」で有名だ。五箇村には金沢藩の流刑地があった。今もその村は「咎(とが)村」と言われている。島送りではなくて加賀藩では「山送り」だったのだ。

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