「今年の株価は2万5千円?」

「J  REPORT 2015 4月第4週」
「リタイアメント・ノート 6年10ヶ月目」、
「VOL。895 SINCE AUG.12th、1983」
「今年の株価は2万5千円?」
金は天下の廻り物というが、やはり景気は金が廻らないと良くはならないというお話しだ。
先日、株屋さんのセミナーで経済アナリストの「武者 陵司」氏の話しを聞く機会があった。それによると歴史的な大相場が日本ではこれまで3回あったという。1950年代(朝鮮動乱)と60年代(東京オリンピック)、そして1973年から89年だったという。今年が正に次の大相場だというのだ。昨年2014年は消費税増税によってGDPがー1.6%下がったので実質のGDPの伸びは+1.1%、今年は原油の値下がりでー10兆円、GDP換算で+2%となる。また2014年は川上は儲かっていたが、川下はまだ儲かっていなかった。それが2015年は賃金上昇、配当増加により川下も潤うことになるというのだ。アメリカの景気は1896年からの110年間でなんと450倍にもなった。それがこれからの日本にも訪れるというのだ。要因としては、(1)金融の量的緩和が継続される(2)企業利益が史上最高(3)新しい価値想像のビジネスモデルが出来た、以上から株価の上昇は必然だというのだ。リーマンショック以後、日本は一人負けしていた。しかし、2012年末から量的緩和と円安により、輸出の数量は変わらないが、単価上昇による輸出金額の増加となり、それはこれまでの円安では安値での輸出拡大だったが、今は単価競争をしない分野での輸出が増えたことによるというのだ。汎用品での安値競争はしない。高付加価値、日本独自技術(ブラックボックス)による新規部門の開拓(独占的市場)が成功しつつあることの現われだというのだ。日銀の量的緩和以前は、質実剛健、質素倹約が正しい経済政策だとされていて、誤った政策を続けてきていた。それが劇的に変わり、量的緩和が需要創造を生み出したというのだ。こういう話しを聞くと江戸時代の緊縮策(寛政の改革など)みたいな気がする。結論は、2025年日経平均は2万5千円、2020年は4万円になるという。まあ、ご判断はお任せしますが、こういった見方もあるということだ。10日に一時的にも2万円台を回復した日本の株価。米国の金利上昇がいつなのかが一つのポイントなのだろうが、ここで株を買うのも面白いかも知れない。皆が上がると思った時は上がらないし、もやもやしていて意見が割れている時こそチャンスなのかも。注釈:寛永の改革とは、11代将軍家斉の時代に老中松平定信によって行われたもので、歌舞伎の禁止、奢侈なものの禁止、例えば町人の絹の着物の着用禁止、等々の緊縮策だ。最後には棄捐令まで出した。これにより江戸の経済は疲弊し、6年で失政を問われ失脚した。但し、この比喩を使ったのは私で、武者氏が述べたことではないのでご注意を。

「はなかいどう」
道端に植えられていた花は「はなかいどう」というのだそうだ。可愛らしい花だ。さて、19日よりメキシコ(62カ国目)に行きます。27日に帰国しますので、ホームページの行進は28日になります。宜しくお願いします。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。